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生徒の作品を掲載します! どうぞ、よろしく

短歌

大粒の雨……

仲良しの友だちがいました。控えめで、でもしっかり思ったことは口にすることのできる、波長の合う、それこそお友だち。小さいころから仲良くしていた。 学校も同じだし、通学も同じ。お互いに助け合って、励まし合っていました。 ところが、高1の冬、その子…

美術部コラボ

先輩、後輩の2人のコラボでいってみましょう。 先輩は、こんな作品を書いています。 いつの間に大きくなったと言った親うれしいけれど少しさびしい そうなんだ。彼女は、丁寧な絵を描く人でした。あれこれと注文されたものを、それぞれに対応するため時間を…

サッカー部の子らの歌

1 集中のとぎれた時はお散歩へ立秋の風空をぼんやり ……クールな彼の作品です。夏休み、学校であれこれしなければならなかった三年生、モヤモヤすることもあったんでしょう。でも、気持ちの切り替えのできる彼は、ひとりで気分転換をしていた。 2 寒くなり…

2016年秋の沖縄短歌 その1

今週のお題「修学旅行の思い出」 1・沖縄の海はすごくうきれいですうつくしいです超青い 男子 ……そのままだけど、雰囲気は出ていますね。 2・はじめての沖縄料理海ぶどうぷちぷちしててちょっと苦手 女子 ……海ぶどうの食感、年とったらなんでもないものな…

電車の想い、いよいよ夏へ

いよいよ梅雨のシーズンです。そうか、梅雨入りなのか。残念でした。私たちは雨期のあるところに住んでいたんですね。ものすごく暑い日があるかと思うと、ものすごい雨が襲い掛かる時だってある。 そうした中で、何年もこの雨期を過ごし、厳しい夏を迎え、一…

コケコッコーと国際通りへ!

今週のお題「修学旅行」 民泊ではじめて食べたソーキソバ少しピリ辛初めての味 女子 ……あのピリ辛のお酢みたいなのを入れたんでしょうか。 ぶらぶらり国際通り散歩するまわり見ればビルたくさんだ 男子 ……まわりを見る余裕もないくらい国際通りを楽しんだと…

おきなわ、秋、海

今週のお題「修学旅行の思い出」 何年か前の、沖縄の旅の短歌を見てやってください。 みんな一生懸命南国ムードを吸収しようとしていました。 空港で手荷物検査心配だキャリーバックと身体検査 男子 民泊で初めてやった三線は意外と弾けたキラキラ星よ 女子 …

ヒマワリと友だち、季節は夏

男子二人の夏の短歌を紹介します。二人とも元気で背の高い若者でした。 夏空に聞こえる僕らの笑い声それにつられて揺れるヒマワリ ……少しできすぎという感じがしないでもありません。 友人と一緒に笑って過ごす日々この時を永遠と思うよう ……彼はいろいろ分…

五月下旬、取り残されてる私たち

世界はいろいろと動いているのに、私たちだけ取り残されているような気がします。ワールドカップだって始まるのに、全くメンバーさえ決まっていない。だれが出るかもわからない。2014ブラジルのメンバーと一緒だったら、それは見事な惨敗となるでしょう。 朝…

その手を離してはダメ!

せっかく見つけた人なのに、とことんその人と一緒にいるって、なかなかできないようです。 そりゃ、仕事もあるし、お腹もすくし、話のネタもなくなるし、つまらないことばかり話してもいられないし、他の人と一緒にいるというのも大事だし、ずっと一緒にはい…

絶望の先の空は……

彼はなかなか人と上手にふれあえない人でした。すぐケンカをしたり、自分のクセをからかわれるとパニックになったり、感情を上手にコントロールできないところがありました。 本人は、いたって真面目で、大人とはうまく対応できる部分を持っているのに、同級…

二季しかなくなった私たち

何だかトンチンカンな歌ですけど、この子らにしてみれば、わりとフツーの感覚だったのかな。まあ確かに、温暖化した地球では、ものすごく寒いか、ものすごく暑いかのどっちかで極端に傾いてしまいます。 微妙な季節のゆらぎなんかなくなって、ものすごくどっ…

都会で空を見上げてる?

都会の学校に進学していった彼女。一人暮らしでがんばっていることでしょう。 高校時代は、追っかけをしているアーチストのコンサートのはしごはしたでしょうけど、ずっと都会に住み続けるって、どんな感じかな。 都会の水は合ったのか、それともふるさとが…

おかたづけしましょう!

お片付けしよう! というと、私はドッチラケの身のまわりを何とかしなくちゃいけないのですけど、若い人たちにもそれぞれのお片付けがあるんでしょうね。 ゴールデンウイーク、むやみに休みが設定されていて、来年なんかは時代の節目ということで十連休にな…

首振りしない扇風機

四月が終わろうとしているだけですけど、夏の気分はありますね。 休日の夕方、窓を開けて網戸にしています。どこかのおうちで焼き肉でもしているのか、ずっとオバチャンの笑い声がしています。お年寄りの焼き肉なのか、そんなに肉々しい匂いもしませんね。み…

チャボのように?

昨日、久しぶりに彼女に会いました。仕事が終わって、ひとりでクルマで学校に来たということでした。さっと現れ、さっと帰っていきました。 何がしたくて学校に来てみたのだろう。 三連休を前にして、世の中が少し浮かれた雰囲気だし、少し落ち着こうと思っ…

ネコのいる帰り道

彼は弓道部でした。現役時代はめざましい成果はなかったかもしれないけど、団体戦に出たり、チームの柱になれる優しい先輩だったようです。 その彼はあまり語りはしなかったけれど、それなりに悩み、苦しみ、恋に失敗し、傷つき、また立ち向かいして、将来は…

特別なヒカリ

彼女は不思議な雰囲気をもった生徒でした。 長い髪、少し冷めた口調、わりとおおがらでゆったりとした感じ。でも、ごくたまにカンシャクを起こしたり、仲間とけんかをしたり、書いてみるとフツーの高校生だな。そうか、そんなに不思議ということでもなかった…

久しぶりの雨になりました!

久しぶりにまとまった雨が降っています。先週の土日に雨が降るという話はそれほどでもなかったから、こんなに一生懸命降ってくれたら、少しは空気中のゴミやチリも洗われるかなと思います。 近ごろはヒノキの花粉とホコリとPM2.5と黄砂で、クルマが汚れてい…

枝を渡る夏の風よ

今日、雨が降るということでした。ところがたまたま出かけたところは、昼間は晴れていました。快晴ではなかったけれど、それなりに紫外線はあったようです。 帰宅してビックリ! まだヒノキの花粉やら黄砂、PM2.5などが飛んでいて、顔がヒリヒリしまし…

湿った教室みんな寝ている……

とても衝撃的な短歌です。なんという恐ろしい状況なのだ! これは血の池地獄が針の山かと、ゾーッとします。それくらいドキッとする。 でも、これも青春讃歌なのかもしれないと、暗示をかけて読んだら、まあ、こういうこともありなのかなと納得もしますが、…

夏が好きだった

彼は1年からレギュラーで試合に出ていました。夏の大会でも本当によく打ちました。内野だったかな、たぶん。それよりも打撃が印象があります。三番バッターだったでしょうか。将来チームの中心になる人だと思っていました。 当時の作品がこれです。 夏が来…

今まで使ったモノたちへ

本が大好きな彼女は、高校生のビブリオバトルの大会にも出たことがあります。普段は物静かな彼女が、大会ではとつとつとして自分の好きな本のことを語りました。 残念ながら、大会はやはりもっと押し出しの強い子でないと勝てなくて、予選リーグでやられてし…

平和な家族

彼はなかなか自分のホントの気持ちを表現できない人でした。 彼が何か話していると、たいていは目の前で起きていることの批判であり、そうしたこととは関係がないことを喜ぶ自分独自の位置のアピールでした。 何だかひねくれたヤツだなといつも思っていまし…

のんきな生活、はた目から見たら……?

きっとクラブで忙しかったり、勉強が大変だったり、おなかが空いたり、食べても食べてもおなかいっぱいにならなかったりするんでしょう。 短歌を見たら、なんだかのんきそうに聞こえるけれど、決してそれだけではなかったと思います。あのマイペースな彼にし…

人とのつながり

前回に引き続いて新学期、一年生の短歌です。 一年生は不安がいっぱいで、人との距離がうまくつかめません。少しとっかかりが見つかったら、それこそがすべてとカン違いしてしまう。でも、このカン違いから友情が生まれる時もあるわけだから、頑張らなくては…

道ばたに咲く傘

2017年のエースAYさん再び登場! サッパリしているんですけど、私は好きですね。余韻があります。 雨の朝道ばたに咲く傘の色たまには雨も悪くないかな AY 今日みたいに初夏を思わせるような天気だと、春はどこへ行ったという感じですけど、こ何日かの陽…

一日のおわりに……

今日みたいな日、日中とても暑くて、紫外線は強く、少し外に出ただけでフラフラになり、どうにかこうにか家にたどり着いたら、とても体は疲れているのだけれど、でも、心はなんとなくあれこれ仕事をした感じが残っていたら、少しだけ充実感がありますね。 そ…

ゆうぐれの海キラキラ

わりと面倒見がいいんだとビックリしたのが次の歌です。 子守りするいとこの子ども七人で私は次の日体が痛い 男子 冷めたところのある子だし、小さい子の相手なんてやってらんないよ、とでも言いそうな感じなんだけど、そうではありませんでした。 きっと小…

春が来て……

春は真っ盛りになっていました。わかってはいたけれど、実感してなかったのかなあ。