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生徒の作品を掲載します! どうぞ、よろしく

短歌

1年生の短歌 初夏 その4

まだ続きます。どうぞ、よろしく! 夏が来て冷たいものを食べながら日の出を見るすてきな夕日 男子 日の出を見ていて夕日? 頭がこんがらがりますね。 夏初め暑すぎつらすぎ学べない 登校だけで体動かん 男子 体が慣れたら、それなりに動けたりするんだろう…

初夏の短歌 1年生 その3

暑い日のすきまから来る風により 我力なくねむたいなと 男子 スッと私の心には入ってきませんでしたけど、いい材料、いいヒントがあるような気がします。 夏初め気温が高くなってきた虫もたくさん出てきていやだ 女子 何だかもったいない気がします。どうし…

1年生の短歌 初夏 その1

暑い夏みんなで海で泳ぐとね疲れた後においしいお肉 女子 少しリズムが気になるけど、海で泳いだら「肉食うぞ」というのはワイルドでおもしろいです。彼女のイメージからは想像できませんでした。 初夏が来たせみの鳴く声聞こえくる片手にスイカ片手にうちわ…

3年生の短歌 夏の初め その2

潮風が強く吹く時期我思う 部活していてここ風ないわ 男子 あなたは何部なんですか? バレー部? バドミントン部ですか? 天気予報見れば見るほど暑くなる外出たくないアイス食べたい 女子 あなたは朝からアイス食べるの好きでしたね。世の中は何事も思うよ…

三年生の短歌 夏の初め その1 

夏が来て水のかけ合いおもしろい僕も遊んでずぶ濡れになる 男子 純真な男の子です。水遊びするの楽しいんだろうな。 夏初めセミがミンミンと鳴き始めやっと来たかと実感できる 男子 すごく真面目な男子の作品です。夏といえば、それはセミでしょ、となってし…

しだれ桜とハナモモとサッカー

この前の日曜日、練習試合に行きました。そこのサクラの坂道、なかなかキレイでした。とっくにサクラの満開の時期は終わったと思っていたのに、こんなにキレイに咲いている坂道があるなんて、もう驚きでした。 その帰り、伊勢奥津の駅のしだれ桜を見に行こう…

制服のそでのほつれ

去年卒業した生徒が三年になりたてのころに作った作品です。 彼女は、丁寧で熱心に絵を描けるし、約束したことは無理してでもやり遂げる生徒でした。他人がしんどいと思うことも、わりと平気でスイスイやれていたようですが、そりゃ、面倒だと思うこともあっ…

また会おう 中学の時の約束

ようやくサクラが咲き始めました。といっても、あとしばらくソメイヨシノは時間がかかりそうで、始業式・入学式に合わせようとしているみたい。ありがたいことです。 新入生がやってきますが、今から三年前にこんな短歌を書いた生徒がいました。 また会おう…

卒業生集 補遺 その2

* 2017年の10月のころの作品を載せてみます。 大好きな有名人が八周年とても嬉しいずっと大好き 女子 彼女なら、きっとロックのバンドですね。はじけるんだろうな。 ハロウィンイベントに行く仮装もして楽しみだ 女子 どこに行ったんだろう。都会に出向いて…

友だち、キラキラ

ほしいもの連理の枝と比翼の鳥そんな友人求め続ける 男子 比翼連理って、伴侶(はんりょ)のことを言うはずなんですが、そんなことはどうでもいい。とにかく、裏切らない、絶対に信頼できる友だちが欲しい、と彼は言います。ひよっとして高校三年間でそうい…

卒業生集補遺 その1

* 2016年5月 悩む日々ぬぐうことのできない不安痛くてもどうしてか離せない 男子 彼はモヤモヤすること、いろいろあったでしょうね。発散できたらなあ。 一吹きで倒れゆくのは木板の道ここまでけっこう頑張ったのに 男子 「木板の道」とは何だったのか? も…

視線が怖かった!

先週、卒業生が二人やってきました。在校生たちは少しおびえていて、 「ギャルが来る」と、みんな声を潜めていました。 そして、ギャルが現れました。在校生たちはシーンとしています。すべてを圧するこの子たちの派手派手しさ、もうびっくりするくらいでし…

彼女はまだ十九……

彼女の作品は、もう三回も当ブログに登場しています。それくらい、短歌の達人だと私は思っていたんですけど、たまたま短歌のコンクール等では採用されないまま、彼女は卒業していきました。 まだ卒業して一年も経っていないから、成人式は来年になるんでしょ…

ベイスターズとマリコさま

冬休みなので、昔の卒業生の作品を取り上げてみます。 まずは、マリコさまです。たぶん、私は誰のことかわかりませんでした。ちゃんと認識できたのは、彼女が卒業するあたりだったでしょうか。今は何をしておられることか、私にはわかりません。 総選挙選挙…

冬の夜、何をしよう?

彼は弓道部で活躍しました。生徒会活動にも参加し、ダンスを披露したり、お腹のダンスもしてみたり、体当たりの活躍をしてくれました。 よく食べて、よく寝て、小さなことにはこだわらず、わりと心はおだやかで、それでも気づいたらちゃんと自分のできること…

重い空気、みんな眠いのだ!

寒い中車校で待たされる重い空気 女子 五七五になってないけど、どうして音数合わせてくれないんだろう。五九六になっています。 ストーブついて教室あたたかいが眠さ倍増 女子 彼女だってそうです。七十七です。これは短歌? たぶん、違うと思う。 好きな人…

三回唱え! えっ、何を?

甲子園騒ぎでバタバタしてましたけど、彼はその1つ上の学年で、卒業してからも野球ができる職場を選んで就職しました。彼は、どこを守っていたんだろう。 全く彼がどこにいたのか、外野か、内野か、そんなこともわかりません。私はただスタンドで一試合かそ…

1年生の秋 短歌三首

不思議な感じの短歌を三つ見てください! 春思う桜に香るはちとやませ 明日の光を差すことなかれ 男子 秋に桜の歌を書いてはいけないということはありません。でも、わかりにくい作品 ではあります。ちとせやまって、どこにあるんだろう。桜の名所かな。桜の…

美術室の窓から

窓に、こんな不思議な絵が貼り付けてあります。誰が、どんな思いで、何を描いたのか、まるで見当もつきません。 でも、とりあえず面白いと思います。 なかなかステキな絵じゃないかな。パジャマなのか、着ぐるみなのか、とにかく何かをかぶっているみたいで…

甲子園メンバーの修学旅行

★ 2018年2月の沖縄への旅を歌にしてもらいました。番号は背番号です。 国際通りソウルナンバー買わされて信じるかは自分次第 3 ソウルナンバーって、何でしょうね。国際通りで何だか怪しいものを買ったんですか。 沖縄の海はきれいで貝がらたくさん見つけた…

風を起こせ!

この夏、たくさんの話題を巻き起こしたチームの面々。 よく言われているけど、彼らにも先輩がいました。ものすごくよく打つ、今のメンバーのお兄ちゃん、彼は地元の中学から迷わず進学して、一年から中心選手として活躍していた人でした。 真面目過ぎるのか…

色づく風景

彼女はいつの間にかひとりぼっちになっていました。 高校に入りたての頃は、いや二年生の初めくらいまでは、みんなと楽しくやれているような雰囲気がありました。 でも、彼女が原因か、それともまわりが変化したのか、少し言葉が過ぎることもあったから、彼…

かき氷と梅雨と

物静かな彼は、短歌の中ではわりとはじけていましたよ。 あれ、こんな作品を書く人なんだと毎回楽しみにしていました。いろいろと工夫をして、折々の気になるものを作品にしています。 1年生のころは、ハッチャケています。本人そのものは至って地味で物静…

心をととのえて、さあ甲子園!

野球部の子が、1年生の秋に作った短歌があります。 運動会走る少年を見てなぜか落ち着くわたしの心 「こち亀」の両津勘吉さんに似ているという、実直でおっとりしていた彼。 短歌のリズムはわかっていたと思うのですが、なぜか六七三七七です。 穏やかな彼…

なつまつりだれといっしょに?

十代の頃、おまつりって楽しかったですね。 でも、大人になって楽しめるまつりって、あるんだろうか。 たぶん、まつりに積極的に関わっていないと、面倒で、自分の時間が取られてしまうから、とかなんとか理由づけて、遠ざかっていくような気がします。 大人…

まるで砂漠!

不思議なことばを聞くことがあります。 この絵にあるように「マジ、マンジ!」 いちおう韻(いん)を踏んでいます。さすがラップ世代です。 若者たちは、似たような音を重ねてリズムをつくろうとしている。 果たして「マジ、マンジ!」の意味は何だろう。 私…

ともだち、人との関係

今の若い人たち、窮屈で何かに縛られているなあとオッサンの私なんかは思います。それでも、若い人たちは、その関係の中で生きていくしかないのです。 どうしたらもっと伸び伸びやれるんだろう。もうすべては音声も行動も何かでそのままチェックされているん…

徹夜明けの朝

おそらく、ちゃんと寝てないのだと思われます。 事故もなく静かにおしゃべりとかしている分には、それもありかと思いますが、大騒ぎされると、まわりに迷惑だし、寝たい子の邪魔になるから、節度を持って徹夜してほしい。 修学旅行とかの夜です。私も眠れな…

もうすぐ七月です!

気づけば6月も下旬になりそうです。あと十日もしたら、今年の半分は終わってしまいます。時間はどうしてこんなに早く過ぎていくんでしょう。 だから、せいぜい今できることをしなくては、と思うのです。 夏の短歌はいろいろありますが、彼女の作品を取り上…

おうちへ帰ろう!

おうちに帰ろう、これをテーマに集めてみます。 ああ家に帰りたいなあ家に行こ家に帰って勉強をする 男子 ホントに「勉強をする」んだろうか。とにかく今の気持ちとして、「学校でしなくていいから、家に帰らせて!」そういう意味じゃなかったのかな。彼が下…