hakusangogo

生徒の作品を掲載します! どうぞ、よろしく

1年生の秋 短歌三首

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  不思議な感じの短歌を三つ見てください!

春思う桜に香るはちとやませ 明日の光を差すことなかれ      男子

 

  秋に桜の歌を書いてはいけないということはありません。でも、わかりにくい作品       ではあります。ちとせやまって、どこにあるんだろう。桜の名所かな。桜のことをイメージしている。明日の光は「差すことなかれ」とは、どういうことなのか。光が差してはいけないということなのか。それらしいけど、切り貼りしたのかどうか。

 

私のペットずっと寝て食べ続けおりそのせいで腹ぽっこりである   女子

  「続けおり」なんていう古くさい言い方ができるんだと、そちらに感心したくらいです。ペットの短歌でした。

 

風の頭とてもきたない伸ばすのを続けていても意味がないよね    男子

 

  「風の頭」というのがそもそもわかりません。伸ばしっぱなしのボサボサ頭ということなのか。髪もあまり洗ってなかったら、そりゃ汚いでしょうけど、それを切れという意味なんだろうか。

 

 だったら、何だかおせっかいな感じです。もっと別の意味はないんだろうか。

 

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