hakusangogo

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三年生の短歌 夏の初め その1 

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夏が来て水のかけ合いおもしろい僕も遊んでずぶ濡れになる   男子

  純真な男の子です。水遊びするの楽しいんだろうな。


夏初めセミがミンミンと鳴き始めやっと来たかと実感できる   男子

  すごく真面目な男子の作品です。夏といえば、それはセミでしょ、となってしまうんだなあ。

 

熱くなり桜の花が散っていき聞こえてきたよセミの鳴き     男子

  「熱くなり」は間違えたのかなと思いましたが、そのままにしました。季節の流れがなめらかではない気がします。短歌ではよくやるやり方なんだけど……。

 

夏の空暮れるの遅し茜色日が照り始めあついあつい       女子

  茜色は少しおおもしろいんだけど、夏の夕暮れの暑さは表現しにくいです。


夏が来たもうすぐ終わる部活動最後の思い出皆で甲子園     女子

  去年の夏も大活躍してくれた彼女でした。もう少し丁寧な話し方ができると言うことなしなんだけどな。


夏が来た真夏日続き暑くなる熱中症には十分注意だ       男子

  みんな真面目に短歌を作りすぎですね。もっとでたらめなのがおもしろい、と口では言えるけど、実際はとてもムズカシイです。


最後の夏二年半の練習を思う存分出し切るだけだ        男子

  まさにその通り。そのために彼は本校に来たのです。去年が全てではありません。今年の彼の実績を作ってもらわなくては!

 

初夏の頃もうすぐ終わる部活にて夢に向かってラストスパート  男子

  さて、彼の部活での夢って、何でしょうね。そんなの私にわかるわけないか。

 

夏初めどんどん暑くなっていく学生最後の夏が始まる      男子

  彼は進学しないのだろうか。何だかもったいない。社会人野球がもう少し盛んだと彼みたいな人の活躍する場が生まれるのになあ。

 

夏はアツ冬がいいわと思う時期待ち遠しいな冬が来るのが    女子

  彼女は年がら年中冬がいいと思っているんだろうか。わがままなんだろうか。まあ、人は誰もみなわがままなんだけどなあ。