物静かな彼は、短歌の中ではわりとはじけていましたよ。
あれ、こんな作品を書く人なんだと毎回楽しみにしていました。いろいろと工夫をして、折々の気になるものを作品にしています。
1年生のころは、ハッチャケています。本人そのものは至って地味で物静かなのに、ものすごいギャップがありました。
夏は海かき氷食べ泳ぐ快感 たまんないぞ夏の快感
繰り返しはわざとですね。おもしろいととるべきか、くどいと注意するべきか。
私はおもしろいかなと思ってましたが、コンクールなどでは相手にしてもらえませんでした。あまりにそのまんまで、しみじみ感がなかったのかな。
うんざりだ気分乗らない梅雨の時期やがて気分も空も晴れるか
こちらは2年生のころの作品です。ひたすらスカッと晴れた夏を待ち望んでいる感じです。
彼にはどんなナツがあったのか、全く聞かせてもらえなかったけれど、いろいろあったんでしょうね。まさかオタク系だから、閉じこもってゲームしてたとか、そういうことはなかったと思うんですけど……。