サッカー部の子らの歌

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1 集中のとぎれた時はお散歩へ立秋の風空をぼんやり

……クールな彼の作品です。夏休み、学校であれこれしなければならなかった三年生、モヤモヤすることもあったんでしょう。でも、気持ちの切り替えのできる彼は、ひとりで気分転換をしていた。

 

2 寒くなり僕に秋だとわからせる僕の心も秋になる

……高校生のサッカーの季節は、冬というイメージがありますが、本当はナツがメインだと思われます。夏の大会のあれこれが終わったら、やはり新しいチームづくりが行われ、戦力がガラリと変わるみたいです。

 秋は新しいチームとして戦う、または最後の締めくくりとして戦うかどちらかです。決意の季節が秋なのでした。

 

3 誰よりも努力を積みてその努力いつか自分の夢につながる

……高速ドリブルが持ち味の彼は、努力を積み重ねたそうです。知らなかった。もっと淡々と生きていたと思ってました。ああ、ちっとも私はわかってないです。

 

4 やっと来た日ざしが強い青い空今日はとってもサッカー日和

……あの子らは、汗まみれになってサッカーする方が楽しいのでしょう。体も足も動かなくなるけれど、その限界を楽しむように彼らはプレーしている。ぼろ負けしても、仲間割れしても、ひとくさり不平をならせば、もうスッキリ。汗拭きシートできれいサッパリ! サッカー少年はそうじゃなくっちゃ!  

 

5 三年間いろんなことがあったけど忘れはしない高校サッカー

……気持ちとしてはOKです。でも、短歌としてはそのまんま過ぎて、何だか残念な感じです。彼って、そういう硬直したところがありました。サッカーの関係者の皆さんにはもうすごく丁寧な対応をするかと思えば、違う人には大人を小ばかにするような態度・発言をしていました。こういう大人がいるなあと、いやになるくらいのいやらしさ・抜け目なさがありました。そんなのすぐばれることですから、彼らしい自然な態度で、人に接することができる日を楽しみに待ちましょう。短歌はあまりやる気ないだろうな。