彼は二回ほど、短歌のコンクールで入選しています。ひょっとしたら三回かもしれない。そんなに声高な主張ではなくて、とても静かな内容で、しかも彼の優しい人柄がそのまま作品に出ているので、もっともっと入選にしてもらいたかったけれど、とりあえず、そういう結果でした。
次の三つは入選しませんでした。でも、彼らしい作品です。
最近は父とあんまり話さないだけど本当は話をしたい
といいつつ、彼はお父さんと同じ道に進むため、少し技術を身につける進路を選びました。しばらくしたら、立派な後継者になってくれるでしょう。在学時はそんなにおしゃべりではありませんでした。でも、いろいろ考えていた。後しばらくしたら、いろんなことを伝える人になるだろうけど、そのためにずっと蓄えていたんでしょうね。
戦争の写真が伝える沖縄の人の想いと悲しき現実
修学旅行での体験を歌にしてくれたようです。真面目です。
話をし一緒に笑う大声で それだけだけど大切なこと
まさにその通り、単純なことです。でも、それができてないんです。だから、改めて何度もそういうことしようと思い直すんです。