2012年、ある短歌コンクールに参加した作品です。みんなもう25くらい。元気でやってるでしょうね。こんな作品書いたの忘れてるよ!
楽しみは特にないけどつらいのは母の怒りを受けるかどうか TA
彼はお母さんが怖かったんですね。実に控えめだった彼にはそういうところあったんですね。
冬の精また会う日までさようなら春の精さんおひさしぶりね YK
彼女は他のコンクールに入選するんですけど、そういう自然への呼びかけができる人だったんです。
夕暮れよなんでそんなに赤いんだ昨日したこと忘れたいのに EM
オラオラ、というハチャメチャなところ、あったんですね。もっと話を聞かせてもらいたかったなあ。彼女も入選経験があります。
苦しいと走り続けてきた闇にやっと光がさしてきたんだ HS
いつも気配りのできるひとでした。黙ってみんなのことを考えてあげていた。でも、彼女の心は走っていたんですね。
ふるえてる君の右肩に手をおいたでもどうしたのとは聞けなかった HS
この作品は、入選した作品でした。彼女の優しさがにじみ出た作品でした。
夏の朝駅のホームで君と二人ドキドキしてた君の横顔 MM
もう立派な大人になったでしょうね。入学した時から、物静かで、でも、あれこれ考えてて、真面目で、弟さんもそんな感じでしたっけ。