昨年の秋一目惚れをした彼女ご飯に行ったけどふられてしまった 男子
イタリアン君と二人でハンバーグおいしかったが恋は終わった
二つとも同一の作者です。イタリアンなのにハンバーグ食べたなんて、何だか不思議です。さこが残念かなあ。ラーメンとか、ギョーザではダメだから、頑張ったんだろうな。たぶん、彼はクラブで忙しいから、彼女も付き合うのに疲れたんでしょう。そういうのを承知の上で付き合ってくれる人を見つけなきゃ!
いつもより心の垣根を出てくる君 雨の降り出すむき出しの恋 男子
彼は少し間違っているような気がする。真面目な人なのに、こんな作品を書いてしまうなんて、まあ、少し自分の思ってたイメージと違って積極的だったということなのかな。
甘い匂いに誘われた私はクワガタ生涯忘れることはないでしょう 男子
クワガタの気持ちになってあげたのか、それとも甘い匂いに実際に誘われたのか、考えようによっては意味深長な作品です。でも、単純に虫の世界を詠んだというだけでいいような気がする。
君のこと考える度好きになる早く君に会いたいな 男子S
君のこと思い出すほど眠れないこれは恋の始まりだろう 男子D
よくぞ書きましたね。二人がこうした作品を書くなんて! フィクションとしてはいいけど、具体的なイメージがなくて、そこが残念です。飛び抜けていない感じ。
君の前ゆったりと今の時間笑う線香花火僕の心が先へと落ちる 男子T
僕の心と線香花火がリンクした、よくあるパターンだけど、もう少しまとめて欲しかったかなあ。
君と過ごした時間は決して消えはしない戻りもしない 男子N
かれがこんな作品を書いたなんて、フィクションだろうか。だとしても、おもしろいかな。いや、そこまで気持ちを盛り上げたところを褒めたいと思います。
駅の中電車はすぐにやってくる恋の電車はいつくるのだろう 男子R
そんなのボンヤリしてたら一生来ません。自分から乗り込んでいかなくては! チャンスは簡単には来ない。これは人生の真実だと思います。
二人で歩いていたあの日々あの毎日がとても懐かしい 男子
そんなステキな日々があって、今は燃えかすなんだろうか。確かに彼はどこか淡泊なところがありますね。妙に皮肉っぽいところもあったっけ。
左手に宿りし愛を解き放ちあなたへ送る希望の花を 作者不明
愛は左手に宿る、というのは面白い発見でした。でも、それはどういうことなのか、名前も含めて教えてくれたらよかったのにな。