hakusangogo

生徒の作品を掲載します! どうぞ、よろしく

2年生の恋の歌 つづき

f:id:hakusangogo:20191207105743j:plain

 

昨年の秋一目惚れをした彼女ご飯に行ったけどふられてしまった   男子

イタリアン君と二人でハンバーグおいしかったが恋は終わった   

  二つとも同一の作者です。イタリアンなのにハンバーグ食べたなんて、何だか不思議です。さこが残念かなあ。ラーメンとか、ギョーザではダメだから、頑張ったんだろうな。たぶん、彼はクラブで忙しいから、彼女も付き合うのに疲れたんでしょう。そういうのを承知の上で付き合ってくれる人を見つけなきゃ!

 

いつもより心の垣根を出てくる君 雨の降り出すむき出しの恋    男子

  彼は少し間違っているような気がする。真面目な人なのに、こんな作品を書いてしまうなんて、まあ、少し自分の思ってたイメージと違って積極的だったということなのかな。

 

甘い匂いに誘われた私はクワガタ生涯忘れることはないでしょう   男子

  クワガタの気持ちになってあげたのか、それとも甘い匂いに実際に誘われたのか、考えようによっては意味深長な作品です。でも、単純に虫の世界を詠んだというだけでいいような気がする。

 

君のこと考える度好きになる早く君に会いたいな          男子S

君のこと思い出すほど眠れないこれは恋の始まりだろう       男子D

  よくぞ書きましたね。二人がこうした作品を書くなんて! フィクションとしてはいいけど、具体的なイメージがなくて、そこが残念です。飛び抜けていない感じ。

 

君の前ゆったりと今の時間笑う線香花火僕の心が先へと落ちる    男子T

  僕の心と線香花火がリンクした、よくあるパターンだけど、もう少しまとめて欲しかったかなあ。

 

君と過ごした時間は決して消えはしない戻りもしない        男子N

  かれがこんな作品を書いたなんて、フィクションだろうか。だとしても、おもしろいかな。いや、そこまで気持ちを盛り上げたところを褒めたいと思います。

 

駅の中電車はすぐにやってくる恋の電車はいつくるのだろう     男子R

  そんなのボンヤリしてたら一生来ません。自分から乗り込んでいかなくては! チャンスは簡単には来ない。これは人生の真実だと思います。

 

二人で歩いていたあの日々あの毎日がとても懐かしい        男子

  そんなステキな日々があって、今は燃えかすなんだろうか。確かに彼はどこか淡泊なところがありますね。妙に皮肉っぽいところもあったっけ。

 

左手に宿りし愛を解き放ちあなたへ送る希望の花を         作者不明

  愛は左手に宿る、というのは面白い発見でした。でも、それはどういうことなのか、名前も含めて教えてくれたらよかったのにな。