hakusangogo

生徒の作品を掲載します! どうぞ、よろしく

恋の歌 2019秋 2年生

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イタリアン君と二人でハンバーグ おいしかったが恋は終わった   男子

 野球部の彼が、こんなことをしていたなんて、たまたまオフだったんでしょうね。これはサイゼリアに行った時のことなのかな。ハンバーグを食べるなんて、チャレンジャーですね。かっこよく食べられないでしょう? グチャグチャになったところを見られたわけだ。これも青春かな?

 

いつもより心の垣根を出てくるキミ 雨の降りだすむきだしの恋   男子

 なんだろう、これは。修羅場かな。危ない感じもしますね。でも、よくわからないのが問題です。言いたいことをまとめてもらったらよかったかもしれない。

 

君の前ゆったり笑うこの時間線香花火は先から落ちて        男子

 それは僕の心みたいな気分なんでしょう。彼にしては上出来というか、私が勝手に作品をいじってしまいました。リズムに載せなきゃ! 私のアレンジもイマイチですけど……。

 

駅の中電車はすぐにやって来る 恋の電車はいつ来るのだろう    男子

 いいですね、「恋の電車」。私は「もういいかな」。いや、そういうのを見せてもらって、楽しい気分にさせてもらえたら、それでいいかな。見ていてイヤな気分にさせられるカップルもいるんですけど、あの子らもいろんな事情があるんだろうな。

 

左手に宿りし愛を解き放ちあなたへ送る希望の花を         男子

 これも野球部の生徒の作品です。今回の五つの短歌、みんな野球部員の作品でした。左手に愛が宿る、それを解き放つと希望の花が生まれる。そういうのどこで見たんでしょうね。不思議です。