hakusangogo

生徒の作品を掲載します! どうぞ、よろしく

視線が怖かった!

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 先週、卒業生が二人やってきました。在校生たちは少しおびえていて、

「ギャルが来る」と、みんな声を潜めていました。

 

 そして、ギャルが現れました。在校生たちはシーンとしています。すべてを圧するこの子たちの派手派手しさ、もうびっくりするくらいでした。

 

 でも、この子たちも、高校生の時は、目立たない、大人しい系の子たちでした。それがたった二年でものすごい雰囲気を出している。

 

 とはいうものの、中身はそんなに変わってなくて、地道に福祉のお仕事をしていて、もう二年目のベテランです。お年寄りたちのサポートをして、バリバリ仕事をしている。その中で、貴重な休日を、わざわざ母校訪問で費やそうとした。

 

 元担任は出張でおらず、彼女たちとしてもあてが外れた感じで、仕方なく私も彼女たちのエジキになってしまった。

 

 彼女たちは、私を入所者さんたちと同じような目で見ているらしく、こちらが何かしていると、すべてお年寄りたちの行動と同列で見ていて、「ハイハイ」とあやすような態度で接してきます。

 

 何かイヤだなと思ったけれど、いつか彼女たちのお世話にならなくてはいけないのかと、少し悲しい気分で彼女たちの対応をしていました。

 

 ああ、私は、彼女たちには、世話をする対象として見られてしまう存在なのか!

 

 せいぜい生きている時はピンピンして、どうにもならなくなったらスッと消えていきたい、そう思ったり、いや、どんな形でも生きていたいと思ったり、あれこれ複雑な気分でした。

 

 沖縄の初めての海そこに立つキレイ透明とても癒される

 

 そのまんまだけど、沖縄の海に素直に感動していた彼女たちの短歌です。二人は、これから何十年も福祉の現場で働いていくんでしょう。大変だけど、あの明るさ、あれがあれば、やっていけるかもしれない。それくらいしたたかに頑張ってもらいましょう!

 

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積み上げてきた道 それは野球

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 今までの僕は、勉強は全然せずにソフトボールや野球ばかりしてきました。

 

 小学校の時にやっていたソフトボールは四年間やりましたが、悔しいことをいっぱい味わいました。でも、そこで体験したことは今に役立っているので、良い経験をさせてもらったと思えます。

 

 中学校の時からは硬式野球をクラブチームで三年間目一杯頑張りました。この三年間は良いことも悪いこともありましたが、いい経験になりました。

 

 でも、ここでも悔しいことの方がたくさんあって、その悔しさの後には良いこともあって、そうした思いが今につながっています。

 

 高校の野球では、もう一年が経過して後輩ができて、自分が先輩ということになって、先輩として尊敬されるくらいのことをたくさんしていって、良い先輩になりたいと思います。

 

 一年の時は、わからないことが多くて戸惑うことがありました。二年生になったからには、一生懸命頑張って、野球で良い結果が出ればいいと思っています。

 

★ そして、彼らは結果を出しました。偶然なのか、必然なのか、とにかく積み上げてきたものが実を結びました。

 

 とはいうものの、それは青春のほんの1ページですし、彼らの人生はまだまだ続いていきます。そちらの方が長いし、そちらの方がその人個人を問われます。

 

 でも、彼らはあの時間を永遠に持ち続けていきていくんでしょう。それはそれで素晴らしいことだと思います。永遠の一瞬なんて、言葉でしか聞いたことがないけど、経験した人にはそういうものがある、なんて、すごいです。

後悔はしない!

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★   後悔しないために

 

  私は二年生になりました。一年生の時の自分は、将来について具体的なことを全く考えていなくて、これからの自分は、インターンシップなどのいろんな経験をして、将来自分が幸せになるためにどんな仕事につきたいかを具体的に考えていきたいと思っています。

 

 なぜかというと、母が高校生の時、まじめに高校生活をおくっていなくて、その時は学校をさぼって遊びに行ったり、自由に過ごしていて、とても楽しかったそうです。何の努力もせずに高校生活おくってしまって、あとで損をしたそうですし、反省したというのを教わりました。

 

 母は「自分の子どもには同じ思いをしてほしくない」と言っていて、それをきっかけに私は、将来のことを良く考えて、努力をせずに損をするのじゃなくて、今は勉強とか大変だとしても努力をして、人生において得できるようになりたいと思いました。

 

 私は高校を卒業したら、就職したいと思っています。でもまだ、自分のしたいことや好きなことなどが分かりません。もし適当に決めた就職先では続かないし、これから先ずっと勤めていけるような職場に行きたいと思っています。

 

 なので、いろんな経験をしたり、自分の得意なことや好きなことをいっぱいして、将来、自分が後悔することがないようにしていきたいと思いました。

 

★ 失敗したと思っても、気づいたときからやり直せるから、焦らないで自分の道をゆっくり歩いて行けたらいいんではないですか。そう思います。

やりたいことはない!

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★ やりたいことはない
             
 自分は今まで、誰かがやらない限りやらない、という人に合わせる形で過ごしてきました。

 

 仲の良い子と離れるのが嫌で、友だちに合わせてきました。知っている人と一緒の方が楽しいし、頑張れるからという理由で何でも人と一緒にしていました。もし困ったときに仲の良い友だちがいたら、助けてもらったり、アドバイスしてもらえるという理由もありました。

 

 でも、今は、高校二年生になって、就職クラスと進学クラスに別れて、自分の将来を決めていきます。正直何がしたいのか、特にやりたいことはないけど、これから一年間でインターンシップ(就職体験)へ行ったり、いろんな体験をしていきます。


 社会に出てからは、誰かにすぐ頼る人ではなくて、先ずは自分でがんばってみようと思います。

 

* というふうに書いていた子も、あれから2年が経過して、進路も決めて、卒業は1ヶ月半後というところまで来ました。

 

 本人が頑張ったのか、まわりがたき付けたのか、たぶん、本人の努力もあっただろうと思います。進路はいつしか決まってしまった。

 

 でも、それはゴールではなくて、始まりの1つです。これからどれくらい進んでいくのか、それは本人の希望次第ということになるのかな。是非頑張ってもらいたいです。

夢を叶えるわたし

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★ 夢を叶えるわたし             3年 女子  1学期

 

 今までの自分とこれからの自分のことを考えたとき、今までは、親に迷惑をかけてきたし、自分とっても大変なことがたくさんあったと感じます。

 

 でも、これからは先ず親に心配をかけないようにして、自分も大変な思いをしなくていいように頑張っていきたいです。


 私は今まで、生まれた時から親にたくさん心配してもらったし、私が5歳のときからずっと母一人で育ててもらって、高校に入ってもたくさんの心配をかけてきました。

 

 これからは、小学生のころからなりたかった保育士という夢を叶えて、親に安心させたいし、今まで心配させてきた分を助けてあげたいと思います。

 

 夢を叶えて、働いて、収入が安定したら、親孝行したいし、自分のこれからのためにも貯金をしたいと思います。

 

 そのために今は、進学するために勉強を頑張って、入りたい学校に入って、保育士になりたいです。そのために必要なことを身につけていきます。たとえば、全然できないピアノを練習して、弾けるようになりたいです。

 

 これから、自分の生活や態度を変えて、夢を叶えられるようしていきたいです。

 

★ 彼女は、書道部に所属していました。もっといろいろ作品を書いてくれたら、良かったのにな。いや、私が知らないだけかもしれない。

ピエロって、誰? 自分?

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★ 僕のヒーローアカデミア
 この話は、ヒーローになりたい男の子の話である。この男の子は一人だけ能力を持っていない子である。まわりの人はみんな一人一人の能力があるが、この男の子だけは違った。中学生になっても能力が発生されなかった。でも、オールマイトという人が、この男に希望を持たせた。能力がなくてもヒーローになれるということを、行動でそう思わせた。
 「君はヒーローになれる」
 あの一言で、男の子はヒーローになることを決意した。

 

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★ あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない
 子どもも大人も泣けるアニメと大評判となり、劇場版が公開された。
 いつも一緒だった幼なじみの小学生六人組『超平和バスターズ』だが、そんな幸福な日々は、一人の少女の悲しい事故死で終わりを告げた。残された五人はバラバラになり、五年の歳月が流れた。
 高校一年の夏、幼なじみだったある男の子のところに、死んだはずの少女が成長した姿で現われ、みんなに願いを叶えてもらうために戻ってきたのだ。だが、少女の姿はその子にしか見えなかったのだ。願いを叶えるため、疎遠になってしまった仲間たちと友情を再生させようとした。五人それぞれの気持ちを感じさせる物語である。最終的には、その少年の願いを叶え、また新しい道へと進んでいった。

 

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★ ピエロ
 みなさんが思っているピエロというのは、ぶきみな笑顔で、きままな性格で、嘘つきだと思っている方が多いかと思います。でも、ピエロは実は、悲しいんです。
 ピエロはいつでもどこでも、誰に対しても笑顔で、明るくしないといけない。逆に思えば、ピエロの本当の心の中を知ってもらえないのです。嘘つきだと思われているので、本当のことを言っても、相手にしてくれない。いつも一人ぼっち、子どもに愛想を振る舞っても、怖がられ逃げられる。
 ピエロは道化、一人だからこそ、相手に嘘をつき、たたき落とし、恨まれる。そんな人生しかないピエロの心に、気づく人が現われるまでは、この人生を繰り返す。いつか、分かってくれる人が来てくれる日を心から思っています。

彼女はまだ十九……

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 彼女の作品は、もう三回も当ブログに登場しています。それくらい、短歌の達人だと私は思っていたんですけど、たまたま短歌のコンクール等では採用されないまま、彼女は卒業していきました。

 

 まだ卒業して一年も経っていないから、成人式は来年になるんでしょう。普通なら、卒業生はあれこれと理由を付けて、母校にフラッと現れたりするんだけど、彼女は忙しいのか、姿を見せていません。

 

 せっかく母校に来ても、特に会いたい先生なんていないでしょう。それはそうだけど、みんな卒業生は、会いたい人がいなくても、学校の空気を吸いにやって来るんだけどな……。

 

 またいつか、学校か、それともどこかで元気な彼女の姿を見られる日を楽しみに、彼女の作品を載せてみます。とてもザンネンな作品ではあるのだけれど……。

 

  寒くてもスカートだけは変わらない女子高生の………

 

 最後の七がなかったのです。本人は何か書きたいものがあったと思われますが、とうとうそれを出せないうちに、作品を提出してしまった。

 

 本人の中にある最後の七音を想像する楽しみを与えてくれる作品で、永遠の未完成です。「プライドなのだ」とすると生意気だし、「我慢しどころ」だと説教くさいし、どうしたらいいのかな。

 

 私の作品ではないので、どうにもできないですけど、彼女の中でどんなふうになっていたのか、教えてもらうチャンスも、もうないでしょうね。まあ、それはそれでいいんですけど。