hakusangogo

生徒の作品を掲載します! どうぞ、よろしく

風を起こせ!

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 この夏、たくさんの話題を巻き起こしたチームの面々。

 よく言われているけど、彼らにも先輩がいました。ものすごくよく打つ、今のメンバーのお兄ちゃん、彼は地元の中学から迷わず進学して、一年から中心選手として活躍していた人でした。

 

 真面目過ぎるのか、世の中の裏が見えすぎるのか、そういうものと対立し、批判することもありましたっけ。

 

 残念ながら途中で辞めてしまいます。もう少しチームにとどまっていてくれたなら、どう変わっていたのかどうか……。

 

  この夏は脱水症状なりかねない 死なないように頑張ろう

 

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 1年生の時、バリバリで活躍していた1学期末のテストでお兄ちゃんはこんな短歌を書いていました。

 

 野球部の夏を乗り越えられるのか、不安もあったんでしょうね。最後の「頑張ろう」にあと2文字足しても、何だか物足りなさはあります。

 

 でも、不安と希望とが入り混じっている作品なのかなと思います。

 

 弟さんは、甲子園の近くで、新しい朝を迎えているでしょう。朝の練習とか、合宿先でどんなふうにやるのか、慣れていると思うけど、せいぜい頑張ってもらいたいなあ。

 

甲子園へ 2018夏

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とうとう甲子園に選手たちは出発です。

 

町は大騒ぎ、ものすごく暑いのに、動員されたわけでもないのに、

たくさんの方々が集まっています。

 

 

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 選手たちは、午後からの抽選会に向かいました。さあ、どこと対戦するのか。試合はいつになるのか。私たちはいろいろとハラハラしています。

 

 とにかく、一週間くらいブランクがあるので、試合勘が鈍らないか、それが心配です。今までずっといい感じでやっていたのに、初戦は手探りにならないかな。

 

 今までみたいな試合をしてもらえると、お客さんにも喜んでもらえるし、みんなが納得できるんですけど、それを望むのは何だか酷になってきました。

 

 さんざん今まで持ち上げておいて、負けたらポイですからね。

そういう世の中をびっくりさせること、できないかなぁ。

 

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たくさんある今年の折り鶴の中で、この「輝楽(きらく)」はおもしろいなあ。

 

 

まだまだ今年の暑さはつづく!

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 連日の球場です。まさかこんなに野球が続くなんて、てっきり8月からはインターハイモードに切り替えねばならないと思っていたのに……。

 

 とうとううちの学校は甲子園に行くことになりました。

 

 何度も経験している人もいるんだろうけど、関係者として何かしなくてはならないのは、初めてです。とにかく何かしなくてはならない。

 

 とりあえず、昨日の試合を振り返らねばなりません。

 

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 準決勝よりも、お客さんがたくさん入っています。

 

 打撃戦かと思われましたが、意外と投手戦になりました。相手は初回からヒットが出ています。こちらはヒットがなかなか出ません。何だかみんな気負いがある感じです。

 

 ところが相手のスキにつけこんで2点、その後、一気に攻めて6点とまさかの大量リードになりました。まさか、このまま勝ってしまうのか。まさかねえ。

 

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 そして、そのまま勝ち切ってしまった。彼らには長年積み上げてきた実績がありました。岡山遠征、兵庫遠征、京都遠征、愛知遠征など、どこも同じようにしていることなのだけれど、着実にこなし、監督は生徒たちにできることをさせて、できないことはさせなかった。

 

 だから、今回の優勝は、それを落ち着いて実践できた彼らの勝利ではありました。ミスもあるし、あれっと思うこともありました。でも、そんなことも乗り越えられる力を持っていた。

 

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 あとは、彼らに余計な心配はさせたくない気持ちです。思う存分その力を発揮してもらいたい。

 

 どこまで勝ち進むのか、コロリと負けるのか、それはわからないけれど、今までだってコロリと負けることは何度もあったみたいだから、それは運命ではあります。彼らが納得できたなら、私たち大人としては、それで満足ですけど……。

 

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 試合が終わって、表彰式では涼しい風も吹いていました。まわりのセミの鳴き声すら心地よく聞こえてきました。さっきまでは鳴いていなかったのでは……。

 

 この空は、とうとう甲子園まで続くことになりました。神戸・西宮の空を映せるチャンスがやってきました。そこまでいろいろ準備は必要みたいです。

 

 仕方がない。やっていくしかありません。

 

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 学校に戻ってみると、自由のトリが朝日新聞の旗に囲われていて、とうとう報道やマスコミ、世間に立ち向かって、私たち全体でやっていかなくてはならないのを覚悟させられました。

 

 こんな新聞の旗なんか、とっぱらって自由になれるくらい、存分にがんばってもらわなくては!

 

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★ ここから、実際の試合の8月11日まで長くて忙しい日々がありました。おかげで、どこにも行けなくなりましたが、甲子園にだけは行かせてもらいました。

 

 夕方の第4試合で、とても気持ちがよかった。結果は完敗だったけれど、気持ちよかったし、感動しました。何がうれしいって、こんなとこにいる自分たちが信じられなかった。

 

 ただの甲子園球場だし、いつでも行けるところなんだけど、何万人の方たちが、テレビとスタンドでワチャワチャしているのが信じられなかった。

 

 試合はもうそっちのけでした。なんだってよかったのかもしれない。あそこで勝っても、また次、また次と、次があるだけで、きれいサッパリ終われて、とてもさわやかな気分でした。あまり余力がなかったのかもしれません。

 

 選手たちも、慣れない環境に2週間ほどいさせられて、窮屈でしんどかったから、あれではあの子ららしさ出せないのは当たり前でした。もっと野放図な環境じゃなきゃ、彼らは力は出せなかったでしょうね。

生徒たちの背中を追って

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 明日はいよいよ決勝戦です。もう三十くらいの折り鶴が集まったことでしょう。たくさんの思いを受け継ぎつつ、明日に向かっています。

 

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 今日も、混成チームで応援しました。明日も地元の中学生たちが来てくれるということです。彼ら・彼女らに向き合うと、もうそれだけで何も言えなくなります。

 

 どうしてわざわざ、自分のチームでもないところのために、暑い中、応援に参加してくれるんだろう。……私なんかは思ってしまいます。

 

 でも、わりとみんな元気に応援してくれていて、それが救いです。この子らのためにも、ぜひ明日はいい結果になって欲しいけれど、それはお互い様だし、もう祈るような気持ちで、明日を迎えることでしょう。

 

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 今日は、エースナンバーをつけた子が先発ではありませんでした。6回くらいからリリーフに出てくるんだろうと思っていましたが、とうとう9回裏のツーアウトまで先発した子が投げたので、今日の先発を決めた監督の采配の妙に感心です。

 もう少しで完投するところまでこぎつけたんですから、それはもうたいしたものでした。

 

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 試合は、こちらはずっとノーヒットだし、相手はそれなりに塁上をにぎわせているし、いつ得点されてもおかしくない展開でした。でも、先取点をやらず、ずっと耐え続けていた。

 

 中盤、初ヒットをきっかけにいつもの集中攻撃が生まれて、先に3点を取りました。ここから試合は動いて、相手も得点し、こちらも追加点で、お互いに点を取り合いました。ただ、こちらはずっと先手を取り続け、あいてに主導権を渡さなかった。

 9回裏、相手の猛追を受け、あと1点取られたら、同点・サヨナラというところまで追いつめられました。けれども、とうとう逃げ切った。そして、勝った。

 

 

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 私たちは、明日も彼らの後ろ姿を追いかけることでしょう。彼らがどこまでやれるのか、それはもうとことんやりきるまで頑張るでしょう。

 

 それを明日見させてもらおうと思います。ただ見守るだけです!

 

 

★ 準決勝が終わって、疲れて家に帰ってきて、それですぐにブログをしたのだと思われます。そして、7月25日はやって来るのでした。まさかまさか、いやいやこんなもんだ、実力通りだなどと思いつつ、半信半疑で決勝戦に向かって行きました。

夏雲は見ていた!

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 今日も大変な一日でした。来月上旬までずっとこんな天気が続くそうです。私たちはこれからどんなふうにナツを過ごすのか、真剣に考えなくてはいけません。

 

 でも、夏の地方予選は続いています。こんな暑い日でも、着実に試合日程は進んでいくのです。かくして準々決勝。昨日の今日です。選手たちには疲れもあるでしょう。それでも、それを乗り越えなくてはならない。

 

 夏の大会は、国内の四千ほどのチームのうち、ただ1つの負けなかったチームを選ぶ大会です。だから、そのチーム以外は必ず負けることになります。

 

 敗北は終わりではなくて、また新たなスタートになりますし、引退する選手たちにとっても新たなスタートとなるはずです。

 

 観客の私たちはどうなるんでしょう。とりあえず応援するチームと運命共同体になって、チームがいつ負けるかもわからないけれど、とことん行くとこまで行く。

 

 でも、この暑さです。

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 とうとう球場に、学校単位でならテントの持ち込みも可能、ということになり、テント二つの下でブラスバンドが演奏しています。太陽も少しずつ西にずれていきますので、テントも少しずつ前に出したり、斜めにしたり、ささやかな工夫でしのいでいます。(吹奏楽の子たちは暑さがとても厳しいのです!)

 

 テントがあっても、暑いのは暑いし、ブラスバンドのみなさんはカラカラになってしまう、ということでした。それにみんなお昼ごはん抜きで演奏しています。まあ、お腹が少し空いたとしても、食べる気分にはなれなかったでしょう。

 

 とにかく、水分だけが生命線です。西日本の豪雨被害の現場の苦労がほんの少しわかるような、自分との戦いをみんなで励まし合ってしのいでいます。

 

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 野球部OBのみなさんは、汗はかいているものの、わりと元気で一番暑いコンクリートの最前列に陣取っています。ここからなら、声もかけられることでしょう。

 

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 試合は、2回にこちらがあれよあれよと4点を取りました。相手投手も、つい油断をしたというのか、死球とかないのに、いつの間にかこちらが得点していた。

 

 しかし、好事魔多しといいますが、幸先よく点が入った後、こちらには全くチャンスらしいチャンスがありません。攻撃も淡白で、みんな飛球か凡打ばかりです。

 

 相手にもそれほどチャンスはなかったと思われますが、少ないチャンスをものにして1点ずつ返していきます。

 

 8回終了時点で4-2のスコアです。意外とせった試合が行われている。9回表のこちらの攻撃も終わってしまった。さあ、あとは2点を守るだけです。

 

 相手チームにランナーが出て、次のバッターはレフトセンター間に飛球を飛ばしました。レフトが取ったと見えた打球は、センターとの交錯・衝突によりグラブから転がってしまいます。ランナーは二三塁で一打同点というところになりました。

 

 いや、その前に、センターが倒れています。起き上がれないようです。担架が持って来られてそのままベンチに下がってしまいます。どうしたんでしょう。ケガですか?

 

 しばらく中断され、みぞおちをレフトの選手のひざが痛打したというセンターの選手はふたたび守備位置に着き、1点は許してしまいますが、結局4-3で逃げ切ることができました。ああ、とうとうベスト4になってしまった。

 

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 ベンチ入りできなかった選手は肩を組んで校歌斉唱しています。左右に2列がずれながら動いているのが見事でした。統制が取れていた。

 

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 ホームベース付近に並んだ選手たちを見る私たちも、とうとうやった! という驚きと、まだまだ終わらない夏にもうしばらく浸っていられる不思議な充足感とでいっぱいでした。昨日のように泣き出す人はおらず、ここらで泣いてはいられない。前向いて次に進んでいかなくては! という気分に包まれていたようです。

 

★ 連日生徒会ということで、応援団の皆さんと球場に駆け付けました。雑用はすべて私。メガホン配ったり、飲み物配ったり、あんな夏はもう二度と来ないでしょうけど、一生に一度なら、経験させてもらってよかったかな。

 

三度目の正直、三回戦突破

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 猛暑が襲いかかっているのに、三度めの球場に来ました!

 

 相手は、去年の夏、秋とトーナメントを勝ち上がるたびに立ちふさがっていた学校です。大きな壁にぶつかりました。でも、いつまでもやられている場合ではない。

 

 時速150kmを投げるピッチャーが二人もいる(プロに行きましたね!)、といっても、そんなのは練習すれば慣れるわけだし、すでに何度も対戦しているのです。初めての相手ではありません。

 

 先攻を取り、先手必勝をねらいます。でも、そんなに簡単にいかないだろうというのはわかっています。

 

 おや、今日はうちは過去二試合に先発したエースではないようです。彼は二試合とも立ち上がりに失点しているので、今日はコントロールのいい二番手の投手を起用したみたいですね。監督の作戦が見事にはまったんですね。

 

 とにかく、毎試合とも初回に爆発しているので、今日はどうだろう?

 

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 やはり力対力でぶつかりあっているので、簡単に点は入らなくて、お互いに辛抱がつづきます。

 

 我慢比べで、最初にどちらが得点するか、それが気になる投手戦というところでしょうか。

 

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 土曜の昼からの試合ということで、たくさんの懐かしい人たちがスタンドに現れました。卒業間際に事件を起こしてどうにかこうにか卒業した生徒さんは、弟さんと一緒に見に来てくれて、さわやかに挨拶してくれました。彼も社会に出て、大人としての対応をしてくれました。そんなことは当たり前なのにうれしかった。

 

 お子さんを連れてスタンドで声援をしつづけてくれた先生。転勤されて何年も経過しているのに、ベスト16ということで応援に来てくださった方々。元気なヤジを飛ばしてくださったり、熱い応援をしてくださる保護者会の皆さん。現役の生徒さんたちは、私服でおしゃれして観戦です。

 

 もう、大応援団がスタンドを埋め尽くしています。

 

 先取得点は相手に試合の中盤に取られてしまいました。でも、最小失点の1点です。

 

 試合は、8回表、0-1から大きく動き出すのです。

 

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 8回表、時速151kmの球速を次から次と出せるエースが試合を締めくくるために出ています。味方は下位打線に回ります。けれども、コツコツ死球などもらって満塁となります。バッターは八番のエース登場です。

 

 八番とはいえ、お兄ちゃんは甲子園にも出たそうですから、彼の野球センスはそれなりにあるのでしょう。今まで何度か彼のクリーンヒットを見せてもらっているので、私たちとしても「さあ、来るぞ」と思って見ています。

 

 さて打球は、サードの塁上を抜けていき、レフトの選手も背中を向けて追いかけています。外野のすみっこにゴロの打球が転がっている。

 

 見ているうちに、塁上のランナーたちは、争うようにしてホームに帰ってきました。さあ、大逆転で、3-1になりました。スタンドは狂喜乱舞で、あと二回を抑えたら勝ってしまいます。大変なことになった! と喜んだのも束の間で、相手は八回裏にこちらの心のスキを突くように同点にしてきました。

 

 ああ、やはり負けてしまうのか。相手は何度か甲子園にも出ている、我々の壁なのか。

 

 9回表、ランナーなし。ワンナウト。ああ、延長に耐えられるのだろうか。応援する我々にも弱気の虫が出てしまいます。

 

 すると、パンチのあるレフトの選手がなんとホームランを打ち、勝ち越してしまいます。あっけないホームランでした。

 

 この大飛球は、たったの1点にしかならなかったけれど、相手に激しいダメージを与えてしまい、9回裏の相手の攻撃は淡白に終わり、私たちのチームは39年ぶりのベスト8進出を果たしました。

 

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 泣きじゃくるお母さん。感動に手が震える人々。声も出ないで、ただただ感心する大人たち。

 

 大きな歓びに包まれた私たちは、なんともいえない達成感で球場を出ました。

 

 まだまだ暑い公園では、しゃべるのを忘れていた人々が何かことばを出そうと、無理してしゃべっている感じでした。

 

★ 私は、お茶配りとか、吹奏楽の子は倒れないかとか、バスをいつ呼ぼうとか、そんな裏方ばかりを考えていました。でも、壁を突き崩せたのはうれしさがありました。

夏の地方予選はつづく!

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 あれから何日かが過ぎて、ふたたびスタンドで野球を見ています。

 

 空はどことなくうすぐもりで、前回のような夏空ではありません。でもじっとりと暑く、じっとりと汗は噴き出します。太陽はそれほど輝いていないのに、どこにあるというんでしょう。とにかく日焼けはするようです。

 

 試合前に円陣を組み、いつものルーティーンで試合は始まるようです。

 

 ウイークデーですから、お客は少なく、応援団とベンチ入りできない部員と大人たちが少しです。時折涼しい風も吹くようですが、気休めにしかなりません。

 

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 今回は白黒で撮ったものを載せることにしました。本当はもっと人物に近づきたいのだけれど、私が突進してきてもみんなに引かれるだけなので、遠目から人々をとらえています。

 

 とにかくここに来ただけで汗は噴き出しています。あとは試合が進み、喜んだりがっかりしたりして、勝敗の行方を見るだけです。

 

 今年のチームは自信を持って自分たちの野球をするという感じで、昨年の先手必勝型ではなくて、相手の攻撃もやらせてみてから、おもむろに自分たちの力を見せつけるという横綱相撲を展開しています。やがてはもっと必死に食らいついて、チャレンジャーのような試合もすると思われますが、ここらで負けるわけにはいかない。とにかく自分たちが打ち込んできたものを見せるのだと、1回裏から存分に力を発揮します。

 

 1回が終わって3-1、2回が終わって7-1。このままコールドまでいくのかと思わせる雰囲気です。

 しかし、そこは高校生同士ですし、そんなに力がかけ離れているわけではないし、相手にも得点されて5回で終わるような形にはなりませんでした。

 

 次から次と相手は目先が変わるようにとピッチャーを変えてきますが、そのたびに打ち込みます。こちらも凡打やエラーもして得点を許しはするので、横綱ではなく、関脇くらいの相撲で、いつの間にやら相手を退けている。

 

 どのイニングも塁上にはランナーが必ずいて、盗塁したり、ヒットで帰ってきたり、絵に描いたような試合運びをしています。

 

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 終盤、エースが疲れたのか、8-3くらいまでに追いすがられました。でも、今度は逆に押し返し、7回のコールドで勝つことができた。

 

 朝早く学校に集合して、一汗流して球場入りしているので、彼らの体はキレキレだったんでしょう。眠気も何もありません。

 

 応援する私たちは、少しだけ暑さが怖かったりするんだけど、彼らには全くそうした心配はなく、ものの見事に二回戦を突破しました。

 

 次はいよいよシード校との対戦です。彼らの真価が問われる試合がやってくるわけです。それを前にして、遅まきながら学校でも一つだけヒマワリが咲きました。

 

 次から次と咲くでしょうけど、まん丸の顔が朝練する彼らを見ていて、私は微笑ましく思いました。次が楽しみです。さあ、どうなることか。

 

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★ 今は2021.9.08 緊急事態宣言は今月いっぱいまで延長されることが決まりました。確かに、今緩めたら、ふたたび増加して、次から次と亡くなる方も出てくるでしょう。そういうのを抑え、医療体制を落ち着かせなくてはならないのです。

 

 政治家の年寄りに任せていてはいけません。今こそ専門家の人たちは、「経済は大事かもしれないけれど、人の命はもっと大事だし、今緩めたら、若い人が危ないんだ」と言ってもらわなくてはいけません。

 

 いつ、コロナが落ち着くのか、今年いっぱいかと思ってたけど、来年の夏とか、もうしばらくは続くような気がしてきました。この限られた中で精いっぱい生きていきたいです。

 

 というので、三年前の夏の記事を貼り付けています。二回戦を突破しました!

 

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