hakusangogo

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夏雲は見ていた!

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 今日も大変な一日でした。来月上旬までずっとこんな天気が続くそうです。私たちはこれからどんなふうにナツを過ごすのか、真剣に考えなくてはいけません。

 

 でも、夏の地方予選は続いています。こんな暑い日でも、着実に試合日程は進んでいくのです。かくして準々決勝。昨日の今日です。選手たちには疲れもあるでしょう。それでも、それを乗り越えなくてはならない。

 

 夏の大会は、国内の四千ほどのチームのうち、ただ1つの負けなかったチームを選ぶ大会です。だから、そのチーム以外は必ず負けることになります。

 

 敗北は終わりではなくて、また新たなスタートになりますし、引退する選手たちにとっても新たなスタートとなるはずです。

 

 観客の私たちはどうなるんでしょう。とりあえず応援するチームと運命共同体になって、チームがいつ負けるかもわからないけれど、とことん行くとこまで行く。

 

 でも、この暑さです。

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 とうとう球場に、学校単位でならテントの持ち込みも可能、ということになり、テント二つの下でブラスバンドが演奏しています。太陽も少しずつ西にずれていきますので、テントも少しずつ前に出したり、斜めにしたり、ささやかな工夫でしのいでいます。

 

 テントがあっても、暑いのは暑いし、ブラスバンドのみなさんはカラカラになってしまう、ということでした。それにみんなお昼ごはん抜きで演奏しています。まあ、お腹が少し空いたとしても、食べる気分にはなれなかったでしょう。

 

 とにかく、水分だけが生命線です。西日本の豪雨被害の現場の苦労がほんの少しわかるような、自分との戦いをみんなで励まし合ってしのいでいます。

 

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 野球部OBのみなさんは、汗はかいているものの、わりと元気で一番暑いコンクリートの最前列に陣取っています。ここからなら、声もかけられることでしょう。

 

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 試合は、二回にこちらがあれよあれよと四点を取りました。相手投手も、つい油断をしたというのか、死球とかないのに、いつの間にかこちらが得点していた。

 しかし、好事魔多しといいますが、幸先よく点が入った後、こちらには全くチャンスらしいチャンスがありません。攻撃も淡白で、みんな飛球か凡打ばかりです。

 

 相手にもそれほどチャンスはなかったと思われますが、少ないチャンスをものにして1点ずつ返していきます。

 

 8回終了時点で4-2のスコアです。意外とせった試合が行われている。9回表の攻撃も終わってしまった。さあ、あとは2点を守るだけです。

 相手チームにランナーが出て、次のバッターはレフトセンター間に飛球を飛ばしました。レフトが取ったと見えた打球は、センターとの交錯・衝突によりグラブから転がってしまいます。ランナーは二三塁で一打同点というところになりました。

 

 いや、その前に、センターが倒れています。起き上がれないようです。担架が持って来られてそのままベンチに下がってしまいます。どうしたんでしょう。ケガですか?

 

 しばらく中断され、みぞおちをレフトの選手のひざが痛打したというセンターの選手はふたたび守備位置に着き、1点は許してしまいますが、結局4-3で逃げ切ることができました。ああ、とうとうベスト4になってしまった。

 

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 ベンチ入りできなかった選手は肩を組んで校歌斉唱しています。左右に2列がずれながら動いているのが見事でした。統制が取れていた。

 

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 ホームベース付近に並んだ選手たちを見る私たちも、とうとうやった! という驚きと、まだまだ終わらない夏にもうしばらく浸っていられる不思議な充足感とでいっぱいでした。昨日のように泣き出す人はおらず、ここらで泣いてはいられない。前向いて次に進んでいかなくては! という気分に包まれていたようです。