お久しぶり! 火曜日から夏休みなんですってね。その火曜日の放課後、用事で行かせてもらったんですけど、誰もいませんでした。何だかビックリでした。
2015年の短歌、貼り付けてみます! 心の叫び聞こえるかなあ。
夏空にキラキラあがる花火たち心の中に描いておこう 女子
実際には見られなかった、というわけではないんですね。いつまでも心の中にとどめておこうと思って心に決めたという感じですね。
黒板に書かれる文字の筆圧が濃すぎてとても消しにくいなあ 女子
これと、次の作品も同じ作者です。前にも書きましたが、彼女はいい作品を書いてくれました。めぐりあわせでどこにも入選しなかったけれど、他の人とは違う視点を持っていて、それを素直な言葉で表現していました。この時は日直のお仕事の黒板消しするときに感じたことでした。
雨の朝道端に咲く傘の色たまには雨も悪くないかな 女子
傘の色を見ていると、ふと癒される自分を感じた。それを言葉にしてみた、という感じです。そうなんだ! と私は雨の別の一面を教えてもらいました。
感謝しよう今まで使ったものたちよ、ありがとうね、またよろしくね 女子
彼女は実に丁寧に日々を過ごしていました。読書も好きで、ビブリオバトルにも参加しました。この折り目正しさは彼女ならではのものです。
冬の夜冷たい風吹く丑三つ時一人で今日は星をながめる 男子
彼は生徒会役員を何期も務めてくれました。弓道部でノシノシ歩いている後姿も印象にあります。でも、こんな不思議な短歌も作っていた。そんな時間に星を見たんだろうか。眠れない時って、あったんだろうか。
歌わない鳥はいないさ絶対に 人も同じだ叫べ人の子 男子
彼は外国籍の子で、いつも元気でした。バイクも好きで、危なっかしかった。今はどうしているだろう。ぜひ、日本という社会でしっかり生きてもらいたいなあ。歌ってもいいけど、漢字も憶えてもらって、ぜひバリバリやってもらえたらと思うんです。