★ 去年の春に卒業していった生徒のみなさんの、1年生の1学期の作品を載せてみます。本当だったら、こんな気分を味わえたのかもしれません。今はみんな、ただボンヤリ時間が過ぎていくだけじゃないかな。何だかもったいないというか、何かモヤモヤします。スキッとはしないよね。[2016年7月]
ぼくの街古いお城の鐘の音ぼくはお城のこころ受け継ぐ 男子
製菓会社にお勤めの彼、真面目だから、学校に来ることもなかったです。文化祭には来たのかな。
眠くなりただただ眠い眠いだけ短歌するなら寝た方がいい 女子
とても正直で、もう少し飾ってもいいくらいです。
テスト前勉強するぞと言いつつもケータイを見るいつもの自分 男子
どうしてケータイ見てしまうんだろう。仕事したら忘れられるかな? 難しいですね。
カツオくんお父さんから落ちてくる雷プラス名ゼリフがね 女子
波平さんはかつおくんにどんなセリフを言うんでしたっけ?
夏の田の上方ひらひら飛ぶトンボ気持ちよさそうそう思う夏 男子
トンボやトリ、空を飛べたらいいですね。自由な気がするけど、そうでもないかな。トリに食べられてしまうか。
一番は雪 二番はポテトサラダ 三番わからない 女子
これは何のランキング? 意味不明なところがいいですね。
春はあけぼのやうやうひどくなりゆく生え際 男子
サッカー部のマルチプレーヤー、短歌でも才能を見せましたね! 自分のことではないですね。彼もそんなこと気にしてたのかな。
帰りたい学校遠すぎもういやだ 男子
彼は、今は沖縄に行ってしまった。人生なんて、そんなもんですよ。遠くはイヤだと思ってるうちに、遠くでお勤めすることだってあるんだから。
魚を釣るとうれしく思う達成感 男子
彼は釣りが好きでした。おかしなキャラでした。もう少しお話してくれたらいいのに、すぐにどこかへ消えちゃうんだよな。