こんな歌があります。彼女は、もう二度とそこには戻らなかった。あんなに黙々と続けてたのに、あっさりと絶縁したんでした。
夏の空 昨年わたしもそこにいた 響く音に苦しさ感じ
この歌を作った時には、全く無縁になって、姿も見せませんでした。それくらいに彼女は辛い気持ちを抱え過ぎていました。
どうしてそうなる前に、まわりの子らがサポートできなかったのか、それが悔やまれるけれど、彼女に話しかける人はいなかったそうです。
お米をたくさん研いでも、ふっくらゴハンができても、おかずも工夫しても、部員はねぎらいの言葉もなくて、そんなの当たり前のことだと思ってたんでしょうか。
おうちの人なら、素直に「ありがとう」と言えただろうに、彼女には言わなかった。それは献身的に支える彼女の気持ちをズタズタにしたことでしょう。
そして、彼女は去り、吹奏楽部に入った。そうすると、一切関係を持ちたくなかったので、曲は演奏するけど、野球の応援はしなかった。徹底してイヤだったようです。
確かに一年前には自分はそこにいた。でも、自分は二度とそこには戻らないと決意したので、どんなことがあっても無関係・無関心を通しました。それは徹底していて、立派だったけれど、それはそれでザンネンでもありました。
まあ、彼女の気持ちを誰も受け止めてあげなかったのだから、仕方がなかったのかなぁ。