hakusangogo

生徒の作品を掲載します! どうぞ、よろしく

雨の前の虹、15時過ぎ

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元号? なかなか慣れないものですね。こんなにしっくり来ないものだったんだなあ。

 

確かに「平成」と聞いた時も、しっくり来なかった。「何、それ?」という感じでしたっけ。

 

新年度が始まりました。新しい人たちがやって来て、新しい体制になりました。

もちろん、これもしっくり来ない。みんな慣れないところでドギマギしている。

 

そして、午後から冷たい雨が降り続けました。

夜には風も吹いていた。

翌日の今朝は、そんなことがなかったみたいにケロッとしている。

そして、みんな新しい時代がやってくる、みたいな顔をしている。

 

本当にそうなのか?

平成だって、三十年かけてやっと当たり前になりました。

新しい年号も何十年もかけて慣れていくのかな。

若い人はすぐに慣れるでしょう。

年寄りは、なかなかピンと来ないと思います。

 

また会おう 中学の時の約束

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 ようやくサクラが咲き始めました。といっても、あとしばらくソメイヨシノは時間がかかりそうで、始業式・入学式に合わせようとしているみたい。ありがたいことです。

 

 新入生がやってきますが、今から三年前にこんな短歌を書いた生徒がいました。

 

  また会おう桜散る日の約束は まだはたされず消える約束       SO

 

 彼女は美術部の部長さんでした。シャープな作品を描いてくれたんですけど、3年生になって、時々しか活動してくれなかったなあ。

 

 節目節目には活動してくれたんですけど……。

 

 それにしても、彼女が高校に入った頃、だれかと約束をしていた。それがいつまで経っても実現できないままだった。それが悔しくて、彼女はこんな作品を作ってくれた。

 

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辛夷咲く家城 ハクモクレンは?

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もう何年もお勤めしていますが、この踏切のそばにコブシの花が咲くなんて、

知りませんでした。

 

今年はサクラの前に、いろんな白い花が春を告げています。

 

ハクモクレンは、もう終わりかけです。土日の雨などで全部落ちてしまうことでしょう。

 

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ついこの間、元気に咲いているなと思ってたら、もう終わりなんですね。

代わりにサクラがチラホラ咲いています。

私たちは、サクラが咲いたら大騒ぎしますけど、

あまりにサクラに頼り過ぎです。

 

もっとモクレンやコブシの花も楽しまなくては!

花に変わりはないのに、どうしてこんなに扱いが違うんだろうな。

何だか人の世界も同じように見えてきました。

 

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コブシの花も立派だし、ウキウキさせるものがありました。

でも、ここで写真撮ってたら、たくさんの草の種がくっついていました。

草花は次の世代のために、ちゃんと他を利用する作戦をしています。

私も、草花に負けないくらいタフにやっていきたいです。

 

みなさん、どんな春休みをお過ごしですか?

 

未完成のライオン

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2019年の1月に描かれた作品です。

口のところがまだ塗られてないので、未完成ではあります。

 

どうしてまわりは黒いのか?

それは、顔が突然ニョッキリと出た感じを出すためかもしれない。

 

どうして顔のまわりにいろんな色があるのか?

それは、ライオンのスケッチではないからです。

イメージの中では、その顔はいろんな色でふちどられている。

そこから多大なインパクトがもたらされている。

 

ライオンは何をあらわしているの?

作者の中の野性の叫びなんでしょう。

とても大人しい、みんなから一歩引いてしまうところがある子なのに、

絵の中ではとても大胆で猛々しいのです。

 

どうして未完成なのか?

たぶん、忙しいからでしょう。

簡単に終わらせることはできるけれども、

簡単に色は塗りたくない。すべて塗ったからといってもそれで終わりではない。

むしろ、途中で終わっている方が、まだ続きはあるのだ、

もっともっと吠えてやるという意気込みが感じられます。

まだつづくのです。それを期待しましょう!

 

Yさんの作品 @文化祭2018

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女の子の顔を水彩で描いていました。

 

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これは何を描いているんでしょう?

 

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ああ、こんな女の子の絵から、また違う世界を書いてもらいたいなあ。

 

 

ハクモクレンとコブシ

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病院との境目のところにたくさんの木が植えられています。

 

去年の台風でビワの木が倒れてしまいましたが、こちらにはイチョウサンシュユハクモクレン、コブシなどがあります。

 

ついこの間咲き始めたと思ったハクモクレンは、もう元気がなくなってきていて、大きな花びらがあちらこちらに飛ばされています。

 

サクラと一緒に咲き誇るのはイヤみたいで、サクラより早く満開になって、ソメイヨシノが咲くまでには花びらを全部落とすつもり、のようです。

 

そりゃ、毎年やっていることですから、ハクモクレンもいつもと同じようにやっているのかな。

 

おかげさまで、少しだけ杉花粉もおさまりつつあります。ヒノキも花粉を飛ばすだろうけど、あと少しの辛抱(しんぼう)です。

 

ハクモクレンイチョウの間にも木がありました。

何の木だったか、全く印象はありませんでしたが、

今、花が咲き出して、これがコブシの花だとようやく気づきました。

 

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モクレンよりも花は小さいですし、花は下にも顔を向けています。

モクレンはみんな上向きで、花の顔を下から見ることはできませんでした。

 

コブシは、下向いたり、西側向いたり、それぞれ好きなところに顔を向けています。

モクレンみたいにバサッと落ちる感じはないのかもしれません。

 

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二つの木が、それぞれに花をつけて元気なのに、生徒がいないなんて、

何だかもったいない。

 

コブシって、漢字で書くと「辛夷」と書くんですよ。

「辛(から)い」「夷(えびす)」って、変な漢字の組み合わせです。

中国原産なのかもしれません。

 

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レンギョウだって咲いています。

春真っ盛りですなあ。

 

名松線から見えるサクラ

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名松線って、不思議です。

どうしてこんなところにJRが走っているのか、

走っていることそのものが奇跡です。

JRさんも、もっとそこを上手く利用してお客さんを集めてくれると、

鉄道ファンとしてはうれしいんですけどね。

 

松阪を出て、道のそばの小さな駅、上の庄(かみのしょう)、

次も道のそばだけど、少し山に近づく権現前(ごんげんまえ)、

しばらく田園風景を抜けたところの伊勢八太(いせはた)、

近鉄と乗り換えができる一志(いちし)、前の駅からもう津市です。

 

どんどん山の中に入って井関(いせきかと思ったら、いぜき)、

トンネルを抜けて、川のそばの崖を降りたら伊勢大井(いせおおい)、

何十年も前に津から軽便鉄道が来ていて、その終点だった伊勢川口

川口駅に何となくスペースがあるのはその名残りということです)、

つづいてこれが駅? とビックリする関ノ宮、

そして中間点の家城(いえき)、ここで車両のすれちがいをします。

 

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それから奥は、伊勢竹原、伊勢鎌倉、伊勢八知、比津、伊勢奥津と、ずっと雲出川にそって進んでいき、伊勢本街道に出たところで終点です。

 

その途中、伊勢竹原を出てすぐ、左側に横谷(よこや)製茶さんのオーナーさんが、

岐阜の薄墨桜の苗をもらって来られて、今年で二十何年になる若いサクラがあります。

 

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若い人は、あんまり興味ないかもしれないな。

でも、もしよかったら、どうぞ見に来てくださいね。

今満開です。

 

 

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