近づいてみると、こんなに小さな花たちが何か言っているような気がする、
そんなにぎやかな花なのに、
咲き方が春の木の花に似合わず、控えめで遠くから見ると、
枯れてるのか、変な葉っぱなのか、よく分からない、
そういう感じのサンシュユの花です。
サンシュユというのは漢字もあるみたいだけど、
今までにそういう木があったなんて、
みんな知らないで過ぎていきますよね。
たぶん、自宅の庭にあっても、そんなにうれしい花ではないのではないか、
でも、目立つものだけに心奪われてはいけません。
私たちは知らない間に、いろんなものを見過ごしながら生きている気がします。
気づいたら、ぜひ楽しんだり、写真撮ったり、ぼんやりながめたり、
来年また春が来るのを楽しみにしたり、そういうことをしなくてはいけません。
そして、今日、四人の方の転任が発表されました。
当たり前のことで、みんなそれぞれに新しいステージに向かっていくので、
残される方が置いてけぼりにされた感じです。
でも、そんなことを口に出してはいけません。
とにかく、一緒にいられたしあわせをかみしめたいと思います。
私たちは、本来お互いがどんどん過ぎ去っていくのが当たり前です。
一緒に同じ時間に同じ空間にいたということが奇跡なんですから。
この奇跡に感謝して、また新しいお互いの出会いを受け入れましょう。
転任される皆さま、ありがとうございました。
向こうでも頑張ってくださいね。
私たちは、またいつかこちらを出て行きますし、どこかで出会えたら、
よろしくお願いします。