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下剋上球児 2023TBS ドラマ

 

 10月から、人気の「VIVANT」のあとを受けて、鈴木亮平さんが主演の「下剋上球児」が始まります。

 

 直後にドラマか映画になるという話がありましたけど、あれが今やっと実現するんですね。知らなかった。実話をもとにしたドラマって、限界があるし、そこから新しい展開にするって、ものすごく難しいような気がします。スポ根ものや、涙と汗などの熱血物にしたら、70年代に日曜の20時からやってた青春ものになってしまうし、今の物語でなおかつ面白いものにするには、なにか工夫が必要です。

 

 私は、たぶん、見ないと思うけど、いや、録画してみるかな? わからないなあ。何となく落ち着かない気持ちではありますね。

 

 「球児」というタイトルなのかもしれないけど、主役は監督さんです。確かに、彼が来てくれたことによって学校が変わったんでしょう。そういうことを体験した私は、ドラマは作り物であり、現実ではない、というのを知りつつ、東京の人たちによって作られた物語を楽しみにするかもしれません。

 

 監督の奥さんは井川遥さん、姉さん女房という設定です。奥さんとも同じ職場になった私は、それは違うだろうと思いつつ、井川遥さんというキャスティングが素直に羨ましい。まあ、私が主役では全くないのにね。

 

 女性部長役は、黒木華さん、なかなかいいところをついてるなあという感じです。5年の歳月を経たので、あれこれと考える余裕があったんですね。

 

 

 ただ気になるのは、ドラマはどんなふうに終わるかです。甲子園まで行くのか、それとも県予選の決勝で終わるのか、どこまで続くんだろう。

 

 どっちにしろ、そうした結果はオマケなんだから、そこにたどり着くまで、どんなにして人々はまとまっていったのか、そういう人間のことを描いてくれたらうれしいです。

 

 学校は、どういう体制になっているのか、金八先生じゃないんだから、普通の学校として描いてもらうとうれしいけど、やる気のない子らばかりが集まってる学校、荒れてる学校として描かれたら、今いる子たちがかわいそうです。今いる子らは、みんな真面目にやってるんだけど、いや、2018年の時だって、みんな素直に自分たちのこととして受け止め、無理をして甲子園にも足を運び、倒れた子もいたり、いろいろだったんですけど、まあ、そんなのは描かれないですね。ドラマは都合のいいとこ、話のまとまるところをパッケージするもんでしたね。あれこれ注文しても何にもならないや。