メタセコイアは、わりと短い歳月の間にグーンと伸びてくれる、頼もしい木です。
この木も、三十歳くらいか、もう少しだけ年を取っていて、でも、五十、六十ではないので、まだまだ若い木です。
けれども、学校としては、こんな、校舎よりも大きな木が、倒れたり、吹き飛ばされたりしたら大変ですし、今から紅葉のシーズンなので、実が落ちたり、葉っぱが散らかったり、管理するのが大変なようです。
文化祭の時に、この木の下で模擬店のテントが広がるわけですが、みんなが集まるところに、こんな大きな木があって、夏は木陰を作ってくれるし、みんな、この木の下に集まっていたのです。
でも、この木を4分の3の高さにして、形そのものは維持して、少しずつスモールサイジングするという話です。
ああ、大きくなったら大きくなったで、木はいろいろと人に管理される運命にあるようです。
うちの家にあったら、絶対迷惑なので、すぐに木の倒さねばいけないでしょう。それくらい大きな木です。
でも、学校だったら、どんなに大きくなってもそれはあり? かと思ってたんですけど、そうではないようです。
仕方がない。小さくされるのは我慢するしかありません。でも、これから何十年もこの木とつきあって、いつまでもそこに立っていて欲しいなと思うんです。
みなさん、どうですか? ふるさとの木とか、思い出の木とか……。