うみそらひとことば

若者たちのことばを載せていきます! 

あの子とともに

 

   登下校

 小学生のころ、いつも一緒にいたあの子との登下校はとても楽しかった。

 

 春は道のすみっこに咲き始めた花を見つけながら、夏は暑い、アツイと言いながら、ばあちゃんがくれるアイスを楽しみにして走って帰り、秋はキンモクセイの香りが心地よかった。

 

 冬は田んぼの霜柱をサクサク踏みつぶしながら学校へ行った。寒くても楽しすぎて、寒さなんて気にしてなかった。

 

 長い長い登下校の道のりだったけど、あの子と一緒だと短いように思えた。すっごく楽しかったから。

 

 今は登下校の道のりは、長すぎて過酷なものでしかない。