うみそらひとことば

若者たちのことばを載せていきます! 

ある日の午後

 

 歯医者さんに行きました。何回目だろう。奥さんが見つけた歯医者さんで、少し遠くにあります。クルマで一時間くらいかかります。今日も、この一時間でトイレが危なかった。向こうに診察券出して、すぐにトイレに入りました。危なかった。

 

 オジイは、こんなつまらないことでヤキモキしなくてはならなくて、本当に情けないです。こんなだから、絶対に団体旅行はできないし、行くのならオムツをしていかなくてはならない。本当に情けないです。そして、おもらししたオムツをどこかで換えなきゃいけないです。ああ、そんなのイヤだ。絶対に団体旅行はしないし、オシッコができるところで過ごしたいです。

 

 歯医者さんのことを書こうとしたんでしょ? オシッコのことなんて、書きたくないし、聞きたくないよ。

 

 そうですね。オジイの嘆きなんて、誰も聞きたくないよね。そう、言わないようにしよう。

 

 

 歯医者さんは、頭がクラクラするし、つめていたものを取り除いて、新しい型を取った歯の詰め物を入れる間、不覚にも寝てしまい、「フガッ」と息が詰まって目が覚めました。

 

 ほんの少し目を離したら、勝手に寝ている患者さんって、とんでもない。こんなヤツには声をかけて、「さあ、口を開けてください」とか、「少し痛いかもしれませんよ」と脅してくれないと、どんな格好でもだらけていますよ。恐ろしいことです。

 

 まあ、これくらいだらしなくならないと、オジンとは言えないのかな。こうして少しずつボンヤリを重ねていきますか。それは私に課せられたテーマなのかもしれない。

 

 そして、歯医者さんから解放されて、お買い物でもするかとスーパーに行きましたが、これがまた目が覚めるお値段で、とても買えないものが多かった。半額の千円のお肉とか、五千円ちかくの新米とか、どれもシラーッとするお値段でした。

 

 何も買えないから、レーズンパンとチョコ味のコーンフレーク、牛乳500cc、百円のお菓子ふたつ、オッサンはそんなお買い物をしました。それで家に帰ってきました。

 

 そう、16時半あたりだけど、下校する高校生たちがバス停にたくさんいました。

「そうか、今ごろが下校の時間なのかぁ」と感心して、私はバスには乗らないし、下校の混雑もないのだけど、高校生も、小学生も、中学生も、よその人も、みんな大変なんだな。えらいな。なんて思いました。自分は? 自分はちっとも偉くない。つまらないオッサンだ。何だか情けないです。