彼女の作品は、もう三回も当ブログに登場しています。それくらい、短歌の達人だと私は思っていたんですけど、たまたま短歌のコンクール等では採用されないまま、彼女は卒業していきました。
まだ卒業して一年も経っていないから、成人式は来年になるんでしょう。普通なら、卒業生はあれこれと理由を付けて、母校にフラッと現れたりするんだけど、彼女は忙しいのか、姿を見せていません。
せっかく母校に来ても、特に会いたい先生なんていないでしょう。それはそうだけど、みんな卒業生は、会いたい人がいなくても、学校の空気を吸いにやって来るんだけどな……。
またいつか、学校か、それともどこかで元気な彼女の姿を見られる日を楽しみに、彼女の作品を載せてみます。とてもザンネンな作品ではあるのだけれど……。
寒くてもスカートだけは変わらない女子高生の………
最後の七がなかったのです。本人は何か書きたいものがあったと思われますが、とうとうそれを出せないうちに、作品を提出してしまった。
本人の中にある最後の七音を想像する楽しみを与えてくれる作品で、永遠の未完成です。「プライドなのだ」とすると生意気だし、「我慢しどころ」だと説教くさいし、どうしたらいいのかな。
私の作品ではないので、どうにもできないですけど、彼女の中でどんなふうになっていたのか、教えてもらうチャンスも、もうないでしょうね。まあ、それはそれでいいんですけど。