hakusangogo

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三度目の正直、三回戦突破

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 猛暑が襲いかかっているのに、三度めの球場に来ました!

 

 相手は、去年の夏、秋とトーナメントを勝ち上がるたびに立ちふさがっていた学校です。大きな壁にぶつかりました。でも、いつまでもやられている場合ではない。

 

 時速150kmを投げるピッチャーが二人もいる(プロに行きましたね!)、といっても、そんなのは練習すれば慣れるわけだし、すでに何度も対戦しているのです。初めての相手ではありません。

 

 先攻を取り、先手必勝をねらいます。でも、そんなに簡単にいかないだろうというのはわかっています。

 

 おや、今日はうちは過去二試合に先発したエースではないようです。彼は二試合とも立ち上がりに失点しているので、今日はコントロールのいい二番手の投手を起用したみたいですね。監督の作戦が見事にはまったんですね。

 

 とにかく、毎試合とも初回に爆発しているので、今日はどうだろう?

 

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 やはり力対力でぶつかりあっているので、簡単に点は入らなくて、お互いに辛抱がつづきます。

 

 我慢比べで、最初にどちらが得点するか、それが気になる投手戦というところでしょうか。

 

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 土曜の昼からの試合ということで、たくさんの懐かしい人たちがスタンドに現れました。卒業間際に事件を起こしてどうにかこうにか卒業した生徒さんは、弟さんと一緒に見に来てくれて、さわやかに挨拶してくれました。彼も社会に出て、大人としての対応をしてくれました。そんなことは当たり前なのにうれしかった。

 

 お子さんを連れてスタンドで声援をしつづけてくれた先生。転勤されて何年も経過しているのに、ベスト16ということで応援に来てくださった方々。元気なヤジを飛ばしてくださったり、熱い応援をしてくださる保護者会の皆さん。現役の生徒さんたちは、私服でおしゃれして観戦です。

 

 もう、大応援団がスタンドを埋め尽くしています。

 

 先取得点は相手に試合の中盤に取られてしまいました。でも、最小失点の1点です。

 

 試合は、8回表、0-1から大きく動き出すのです。

 

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 8回表、時速151kmの球速を次から次と出せるエースが試合を締めくくるために出ています。味方は下位打線に回ります。けれども、コツコツ死球などもらって満塁となります。バッターは八番のエース登場です。

 

 八番とはいえ、お兄ちゃんは甲子園にも出たそうですから、彼の野球センスはそれなりにあるのでしょう。今まで何度か彼のクリーンヒットを見せてもらっているので、私たちとしても「さあ、来るぞ」と思って見ています。

 

 さて打球は、サードの塁上を抜けていき、レフトの選手も背中を向けて追いかけています。外野のすみっこにゴロの打球が転がっている。

 

 見ているうちに、塁上のランナーたちは、争うようにしてホームに帰ってきました。さあ、大逆転で、3-1になりました。スタンドは狂喜乱舞で、あと二回を抑えたら勝ってしまいます。大変なことになった! と喜んだのも束の間で、相手は八回裏にこちらの心のスキを突くように同点にしてきました。

 

 ああ、やはり負けてしまうのか。相手は何度か甲子園にも出ている、我々の壁なのか。

 

 9回表、ランナーなし。ワンナウト。ああ、延長に耐えられるのだろうか。応援する我々にも弱気の虫が出てしまいます。

 

 すると、パンチのあるレフトの選手がなんとホームランを打ち、勝ち越してしまいます。あっけないホームランでした。

 

 この大飛球は、たったの1点にしかならなかったけれど、相手に激しいダメージを与えてしまい、9回裏の相手の攻撃は淡白に終わり、私たちのチームは39年ぶりのベスト8進出を果たしました。

 

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 泣きじゃくるお母さん。感動に手が震える人々。声も出ないで、ただただ感心する大人たち。

 

 大きな歓びに包まれた私たちは、なんともいえない達成感で球場を出ました。

 

 まだまだ暑い公園では、しゃべるのを忘れていた人々が何かことばを出そうと、無理してしゃべっている感じでした。

 

★ 私は、お茶配りとか、吹奏楽の子は倒れないかとか、バスをいつ呼ぼうとか、そんな裏方ばかりを考えていました。でも、壁を突き崩せたのはうれしさがありました。

夏の地方予選はつづく!

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 あれから何日かが過ぎて、ふたたびスタンドで野球を見ています。

 

 空はどことなくうすぐもりで、前回のような夏空ではありません。でもじっとりと暑く、じっとりと汗は噴き出します。太陽はそれほど輝いていないのに、どこにあるというんでしょう。とにかく日焼けはするようです。

 

 試合前に円陣を組み、いつものルーティーンで試合は始まるようです。

 

 ウイークデーですから、お客は少なく、応援団とベンチ入りできない部員と大人たちが少しです。時折涼しい風も吹くようですが、気休めにしかなりません。

 

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 今回は白黒で撮ったものを載せることにしました。本当はもっと人物に近づきたいのだけれど、私が突進してきてもみんなに引かれるだけなので、遠目から人々をとらえています。

 

 とにかくここに来ただけで汗は噴き出しています。あとは試合が進み、喜んだりがっかりしたりして、勝敗の行方を見るだけです。

 

 今年のチームは自信を持って自分たちの野球をするという感じで、昨年の先手必勝型ではなくて、相手の攻撃もやらせてみてから、おもむろに自分たちの力を見せつけるという横綱相撲を展開しています。やがてはもっと必死に食らいついて、チャレンジャーのような試合もすると思われますが、ここらで負けるわけにはいかない。とにかく自分たちが打ち込んできたものを見せるのだと、1回裏から存分に力を発揮します。

 

 1回が終わって3-1、2回が終わって7-1。このままコールドまでいくのかと思わせる雰囲気です。

 しかし、そこは高校生同士ですし、そんなに力がかけ離れているわけではないし、相手にも得点されて5回で終わるような形にはなりませんでした。

 

 次から次と相手は目先が変わるようにとピッチャーを変えてきますが、そのたびに打ち込みます。こちらも凡打やエラーもして得点を許しはするので、横綱ではなく、関脇くらいの相撲で、いつの間にやら相手を退けている。

 

 どのイニングも塁上にはランナーが必ずいて、盗塁したり、ヒットで帰ってきたり、絵に描いたような試合運びをしています。

 

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 終盤、エースが疲れたのか、8-3くらいまでに追いすがられました。でも、今度は逆に押し返し、7回のコールドで勝つことができた。

 

 朝早く学校に集合して、一汗流して球場入りしているので、彼らの体はキレキレだったんでしょう。眠気も何もありません。

 

 応援する私たちは、少しだけ暑さが怖かったりするんだけど、彼らには全くそうした心配はなく、ものの見事に二回戦を突破しました。

 

 次はいよいよシード校との対戦です。彼らの真価が問われる試合がやってくるわけです。それを前にして、遅まきながら学校でも一つだけヒマワリが咲きました。

 

 次から次と咲くでしょうけど、まん丸の顔が朝練する彼らを見ていて、私は微笑ましく思いました。次が楽しみです。さあ、どうなることか。

 

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★ 今は2021.9.08 緊急事態宣言は今月いっぱいまで延長されることが決まりました。確かに、今緩めたら、ふたたび増加して、次から次と亡くなる方も出てくるでしょう。そういうのを抑え、医療体制を落ち着かせなくてはならないのです。

 

 政治家の年寄りに任せていてはいけません。今こそ専門家の人たちは、「経済は大事かもしれないけれど、人の命はもっと大事だし、今緩めたら、若い人が危ないんだ」と言ってもらわなくてはいけません。

 

 いつ、コロナが落ち着くのか、今年いっぱいかと思ってたけど、来年の夏とか、もうしばらくは続くような気がしてきました。この限られた中で精いっぱい生きていきたいです。

 

 というので、三年前の夏の記事を貼り付けています。二回戦を突破しました!

 

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雲は湧き 光あふれて

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 高校野球、夏の大会は第100回を迎えています。各地で予選が繰り広げられ、勝ち抜いたチームが全国大会を行うことになります。

 

 テレビ中継される本大会も、見る人の心に何か残るものがあるでしょうけど、実際に野球場で試合を見るというのは、ものすごく大変なことではあります。

 

 選手たちは鍛えているから、少しくらい太陽の下にいたとしても大丈夫です。でも、普段何もしていない私みたいな人間は、それはもうヘロヘロになりますよ。

 

 大変だ。開幕式が行われています。ただ一直線に並ぶだけなのに、行進する曲が入ったり、おえら方が並んでセレモニーが行われるようです。

 

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 観客は、スタンドに座っているだけですでにしんどいのです。お尻は暑い。体の前面は当然ジリジリする。去年は倒れそうになった子とかがいたり、ずっと医務室にいた子もいましたっけ。とにかくハードな現場です。

 

 とりあえず、覚悟してスタンドに構えています。暑いのは承知です。日焼け対策もバッチリです(たぶん)。

 

 でも、お客がどうしてこんな暑いところにいなきゃいかんのか、高校野球の不条理ですね。木陰がいっぱいの野球場ってないんでしょうかね。

 観客席に大きな木が生えているなんて、どこかで見たことがありましたっけ?

 高架駅のホームにニョッキリと木が生えているのって、京阪電鉄にはありますけど、スタンドに生えているのってないかもしれない。アメリカにもないですね。あるのかな?

 

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 小学生二人が始球式を務めます。男の子は高校野球を四年後にやりたい。女の子は野球部のマネージャーをやりたい。という本人たちの希望がアナウンスされました。

 

 もちろん、その後の夢もあるだろうけれど、とりあえずみんなで盛り上げるための舞台設定はできあがりました。すべてが高校野球につなげられています。

 

 二人は思い思いに投球をして、届かないボールもあったけれど、そんなことはどうでもいい。セレモニーはバッチリでした。

 

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 ベンチに入れない選手たちは、スタンドで応援することになります。

 

 探り探りの応援も、少しずつ気合いが入り、声も出ていたようです。

 

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 試合は、先攻をしたチームが相手のエラーで一点をもらってスタートしました。

 

 そのウラ、私の応援するチームは、すべての選手がいやな球はカットしながらタイミングをはかっているようでした。かなり集中して試合に入っていた。

 

 その結果、前に飛んだ打球は魂がこもっているみたいに飛んでいき、選手たちはクルクルとベースの上を走っていきました。一気に四点を入れて逆転しました。

 

 二回表も、エースの子は、走者を許し、やらずもがなの一点を与えてしまう。

相手もなかなかやるな。それにしても、簡単に打たれてしまうじゃないの!

横綱相撲をしているのかしら。

 

 二回裏、味方はゼロ点。このまま進むのかと思われましたが、ふたたびビッグイニングがやってきて、四回裏にホームランも含めて五点を入れる。そのあと、相手も反撃をしますが、こちらが十点となったところで七点差がつき、コールドゲームになりました。

 

 ここ一番で見せた集中打。あれがすべてでした。みんなが試合のやり方というのか、気持ちの出し入れができていて、うまく自分をコントロールできているようでした。これができるのも、彼らは一年の時くらいからずっと試合に出続けていたその経験値がものをいうのでしょう。今スタンドにいる選手たちは、どれくらい現場で成長できるのか、人を育てる難しさがここにあります。

 

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 先輩たちはまず一勝しました。これからどれだけ勝ち星を積み重ねられるのか、それはわからないけれど、私たちは彼らの頑張りに励ましを送っていきたいです。

 

 夏の雲 野球で一つの線づくり

 

 夏の雲 校歌を魂でうたう 

 

タイムカプセル

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タイムカプセル

 

 私にとって大切なものは、タイムカプセルです。

 

 それは中学校の卒業の時につくりました。中学校の時に私が大切にしていたボールペンや、誕生日にもらったもの、そのほかには手紙を書いて埋めました。

 

 十年後の自分と一緒にタイムカプセルを埋めた子たちに向けて手紙を書きました。このタイムカプセルは私たちが二十歳になったら掘り出す予定です。そして、中を開けてみて、友だちとこんなことが書いてあるとか、みんなで話し合いたいです。


 そして、できればもう一度タイムカプセルをみんなで埋められたらと思います。そして、埋めた時の楽しい気持ちや掘り出す時のどきどきする気持ちを何度も味わいたいです。

 

あと少しで二十歳になります。タイムカプセルを取りだす時が楽しみです。

 

★ やっぱり、彼女は高校で楽しいことなかったのかなと、今さらながら悲しい気持ちになります。どうしていい人間関係が作れなかったんだろう。

 

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犬と猫

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犬と猫
                 
 「わたし遺産」は家で飼っている犬と猫です。

 

 犬の名前は「たけ」です。たけは私が小さいころに保健所から引き取りました。たけはとても賢い犬で、私たち家族と初めて対面した時も吠えずに、私が「お座り」というと、すぐにお座りをして、私たちの方を見て動きませんでした。

 

 最初は頭をなでようとすると、嫌がって逃げてしまいました。でも今では家に帰ると、すぐにしがみついたり、とてもなついています。たけは老犬なので、最近は家の中に入れて家族みんなと一緒にごはんを食べています。

 

 猫は六匹います。六匹中四匹は生まれてからずっと一緒にいるので、人間が怖くないのか、知らない人が来てもずっと寝ています。他の二匹はどちらも捨て猫で、最初はあげたごはんさえも口にしませんでした。ですが今は、家が落ち着くのか、おなかを上に向けてぐっすり寝るなど、警戒心がない状態で過ごしています。

 

 犬と猫は、どんな時も近くにいてくれて、ずっと大事な家族の一員です。

 

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★ あの大柄な彼は、陸上の投擲の選手でした。円盤・砲丸など思いものを放り投げる怪力でした。

 

 彼の大らかさは、おうちでのたくさんの犬と猫たちのおかげだったんですね。もう少し犬と猫のお話を書いてもらうとありがたいのですけど……、あまり語らない子だったし、これが限界だったのかな。

私の永遠の推し、乃木坂46・伊藤万理華

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私の永遠の推し、乃木坂46・伊藤万理華
                

 わたし遺産は、私の大好きなアイドルグループの乃木坂46の1期生である伊藤万理華さんです。

 

 なぜこの人なのかというと、私が乃木坂46を好きになったきっかけの人だからです。伊藤万理華さんは、すごく丸顔でファッションも趣味も変わっていて、両親がデザイナーで、すごくおしゃれな方です。

 

 乃木坂46も伊藤万理華さんもすごく好きなのですが、乃木坂と伊藤万理華さんに出会って三年経った今、ライブも行っていないし、握手会も行っていない。そして、来年こそは行こうと思っていた時に、十月二日に乃木坂46を卒業するという発表を聞き、すごくショックでした。でも芸能界は引退しないということなので、一安心でした。

 

 十二月二十三日の仙台での握手会で乃木坂46として最後の活動になります。伊藤万理華さんのグッズで唯一持っている生写真、これが私の宝物です。私は乃木坂と伊藤万理華さんと出会えたことが財産です。これからもずっと応援し続けます。

 

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★ 彼女は乃木坂46、というグループが好きだったそうです。

 

 まったく私にはわからないし、申し訳ないけど、興味を持ちたいと思っても、持てないでしょうね。残念ですけど、それは仕方がないのかな。

 

 きっとかわいい女の子か、キリリとした女の子か、それさえどっちだっていいのです。申し訳ないなあ。

ともだちと家族

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友達と家族
                      
   私の宝物は、まだ十七歳しか生きていないけど、友達と家族です。

 

   友達がいなければ、今の私はいません。とても大事な存在です。とてもとても大好きです。どこへ行くにも友達。辛い時も一緒です。叱られる時も一緒でした。常に思い出には友達がいました。

 

 中学の友達が大好きで、高校が違う四人でも、高校を卒業したらどこか旅行へ行こうと決めています。この四人が揃うところが私の一番落ち着き、安心でき、素の自分が出せる場所だと思っています。これからも誰かが辛い時には私もしてもらったように、すぐに手を差し伸べてあげたいです。

 

 家族は、時に嫌いになったり、こんなん嫌って思うけど、常に笑っていて、家にいる時が一番落ち着きます。そんなところに一緒に住んでいる家族は、とてもかけがえのない人です。姉はいろんな話を聞いてくれたりするので、どんなことも言える大好きな人です。

 

★ 彼女は、同じ学校の人たちには心を許さないところがあったようです。

 まさか、卒業するときにはそうではなかったと思うけれど、ずっと学校の中ではしんどい思いをしていたようです。そうか、彼女は心をどれだけ開くことができたのか。

 それがもったいないですね。せっかくの人生なのに、せこせこと過ごしているなんて、残念だなあ。

 

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